【20210708】違いを完璧に制圧するためには 令和哲学カフェNo.271

おはようございます。ノ・ジェスです。

令和哲学カフェ第3期の第4弾
「シン・人類補完計画 ~真理の刃で
『今まで』を断ち斬れ!!~」をテーマに、
ナビゲーター緒方淳さんの
プレゼンテーションの進行で開催しました。

今回は、フランス人哲学者、
ジャック・デリダの哲学で
「差延」「脱構築」の概念を
深めるディスカッションを行いました。

デリダは、違いを誕生させることを
「差延」と言い、
「脱構築」は、あらゆる二項対立を解体し、
新たな枠組みを
構築することだと言っています。

しかし、彼自身、
違いを認識させる原因がわかっていませんし、
脱構築が何かを
明確にすることができていません。

違いから意味価値が生まれ、
意味価値によって、価値基準点が生まれ、
一般常識となり、
人間は、価値基準点の中毒になって、
人を決めつけています。

人間は、
自分の思う一般常識に従っているので
反日や嫌韓などの
根本的矛盾が起こりますが、
これをどう解体することが
できるのでしょうか?

令和哲学では、模様・形がある状態で、
自分と自分の宇宙が消えるのか、
今ここ、脳に勝利した心感覚が
働いているのかが重要だといっています。

違いがある世界は、地獄です。
違いがある状態で、
環境も、相手も変えることができずに、
精神の悩みで自殺してしまうこともあります。

違いを完璧に制圧した時に、
瓶の中の鳥※を殺さずに、瓶の外に出て
自由になることができるのです。

今は、人間のIQより1万倍優れている
人工知能が誕生しています。
いずれ100億台の人工知能と
一緒に働くときに、人間は何を知り、
何をやり、何を希望すべきなのでしょうか。

そのような濃度の濃い時代に備え、
人間が、人工知能が真似できない
素晴らしい存在にならないと
未来がありません。
令和哲学カフェは、
そのことを発信していきたいと思います。

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