【20241213】「言語がつくった人間」と「人間がつくった言語」 令和哲学カフェNo.955

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第5ラウンドは
ソシュール、プログラミング言語、
ウィトゲンシュタイン、
チョムスキーの言語論について考え、
令和哲学nTechからみた
メタ4の観点から深めました。

今回は、岸本真吾さんによるチョムスキーの
プレゼンテーションがありました。

ノーム・チョムスキーは、アメリカ合衆国
ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれの
言語学者・思想家であり、1950年代に
「チョムスキー革命」と呼ばれる
言語学の新たな視点を提唱しました。
この革命は、言語が
無限の表現を生成する脳内システムによって
支えられているという考えに基づきます。

それまでの構造主義言語学が
目にみえる現象に限定して
研究を行ったのに対し、チョムスキーは
言語の背後にある、
目にみえない生成プロセスを重視し、
数学的・計算論的アプローチを導入しました。

そこから、「言語がつくった人間」の言語
「人間がつくった言語」は
どんな違いがあるのか?
をディスカッションしました。

「人間がつくった言語」の特徴は、物事を分割し、
名前を付け、伝達するためのツールです。
しかし、それは部分的で不完全。
時間・空間の中で制限された形で存在し、
固定化されやすいという性質があります。
この言語は、私たちに
既存の構造や枠組みを与える一方、
自由な編集や創造の可能性を制限し
人間を殺すアナログ言語だといえます。

アナログ言語は
原始人・ホモ・サピエンスがつくりましたが、
アナログ言語によってつくられた
情報ネットワークがAIの情報ネットワークに
代わってしまうことで、人間は尊厳を破壊され
ホモ・サピエンスは終焉を迎えようとしています。
さらにアナログ言語の暴力性は
うつ・自殺・殺人が終わらないようにさせる
原因でもあります。

「言語がつくった人間」の言語の特徴は、
新しい可能性を創造し、
境界を超えて存在を生み出す力を持ちます。
そこには「無」から
「有」をつくり出す動きがあり、
時空間を超越して私たちの認識や世界観を
広げる役割があります。
このような言語は、
想像力や創造力を引き出すと同時に、
人間を活かし、未来を形づくる力を持つ、
「動きが存在させる」1-5-1デジタル言語
といえます。

「言語がつくった人間」の言語は
「初めに言(ことば)があった」というように
神より仏より9千兆倍すごすぎる、
愛そのものの言語で、
人間を活かすことができます。

エネルギー溢れる言語・デジタル言語を使えば、
歓喜・笑い・遊びのエネルギー
大爆発が起こります。
アナログ言語は曖昧で
言語のたらい回しとなってしまいます。
いかにエネルギーが溢れるかが、
本物・偽物を区別する時代になっていきます。

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