おはようございます、ノ・ジェスです。
毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第6ラウンドでは
マルティン・ハイデッガー、
ウィリアム・ジェームズ、
ジャン=ポール・サルトル、
フリードリヒ・ニーチェ、
令和哲学nTechからみたメタ4の観点から
「興味、関心、没入」を哲学しました。
第4回目は坂中ゆうこさんより
フリードリヒ・ニーチェについて
プレゼンテーションがありました。
ニーチェは主に19世紀を生きた
ドイツの哲学者、詩人です。
1700年代後半からの
イギリス産業革命に始まり、
フランス革命、ドイツ産業革命、
ダーウィンの進化論の発表など
激動の時代はニーチェにも影響を与えています。
彼は「神は死んだ」という有名な言葉で
今までの神を主流とした形而上学から、
ニーチェ哲学(実存主義)を確立しました。
ニーチェは神が奴隷道徳となってしまい、
弱者でも死んだら天国に行けると
信じる状態の人をルサンチマンと規定し、
ルサンチマンは永劫(永遠)回帰する
と言いました。
また精神の3段階である
砂漠のラクダ→ライオン→幼子を通過し
「超人」となって永劫回帰を超え、
すべての運命を受け入れ愛す
「アモール・ファティ」を提唱しました。
今回のディスカッションテーマは、
ニーチェの「一つの目標が必要だ、
千の目標はあるが人間として
一つの目標は生まれていない」という言葉から
「人類共通の一つの目標とは
どんなものなのか」でした。
5人の哲学者からのキーワードで
ビルディングをして、
1階:知るべきことを知る
2階:有の概念の転覆
3階:大自由
4階:超人になる
5階:誰もNoが言えない
共通の物語を持った
Best Being共同体創建となりました。
人類共通の目標は自分を知ることです。
自分を明確に知らないと
何をやるべきかわかりません。
nTechでは、存在不可能なもの、
知ることが不可能なものが
自分であると言っています。
知ることは本当に大変なのです。
「ある」という最上位概念を突破して
その大変さがわかった時に
歓喜大爆発するのです。
量子力学も粒子や波動を
構成する要素がなかったと証明し、
ノーベル物理学賞を取っていますが
その意味を誰も語ることができません。
心の動きしかないこと、
実在では無いことがわからないからです。
ニーチェは「神は死んだ」と
意味・価値が神から出発していた近代に
革命を起こしました。
では意味・価値はどこから生み出すのでしょう。
完全言語と永遠な終戦(1945年8月15日)
がペアになれば人類共通の一つの方向性を
明確に知らせることができますし、
それができるのが唯一無二
日本文明だと確信しています。