【20121113】資本主義の本質=借金

おはようございます。Noh Jesuです。
このメールマガジンでは、「和の産業」「悟りの産業」を実現するためのキーワードを毎日発信しています。
先日から「資本主義社会の矛盾」をテーマに配信しています。

シンプルに考える為に、例えば世界のマーケットにはまだお金が存在しない状態から考えをスタートしてみましょう。

Aさんは貨幣を発行する権利を有する中央銀行から100万円を借りました。この段階で、マーケットには100万円の貨幣が存在していることになります。
しかしAさんは、5%の利息を付けて105万円を来月までに返さなければなりません。しかし世界中を探しても貨幣は他になく、貨幣を発行する権利があるのは中央銀行だけ。そうなると、Aさんはどうすれば105万円を返すことができるのでしょうか?

答えは、中央銀行から5万円を借りることです。
そうすると、市場には貨幣が105万円存在するようになり、Aさんも105万円を返済することができます。しかし、借りた5万円の利息を返す為には、さらに中央銀行からお金を借りなければなりません。

ここでは話をシンプルにする為に市場=Aさん一人で例えましたが、これが複数名(70億人)になっても本質的には何も変わりません。この仕組みが堂々巡りとなって、マーケットに貨幣が供給され、お金を使う側(借りる側)の人々は永遠に借金を返す為に借り続ける(働き続ける)ことになってしまいます。
このように「資本主義の本質とは、借金である。」と定義することができます。

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