【20220216】令和哲学カフェ特別企画 第17回ブックダービー「知のB1」開催報告

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は令和哲学カフェ特別企画として
好評のブックダービー“知のB1”
17回目を開催しました。

情報・技術・知識・姿勢態度を
「馬」としたときに、
どんな馬に乗るのかによって
人生は大きく変わります。
本当に必要で価値ある情報とは何なのか。
どの馬が一番この時代に
必要な本なのかを競う、全く新しい
知的エンターテインメントゲームです。
毎回5つの所属クラブから1名が出場し、
1年を通してクラブチーム対決をします。

今回は教育の観点から
順位を決めさせていただきました。

1位はClub Motion所属の
多田野 洋子騎手による
宮口幸治著
『ケーキの切れない非行少年達』です。
今の教育の現場がどのくらい
おかしくなっているのか、という
教育現場の絶望がわかる一冊です。
ケーキを切ることができない
そんな子どもたちが教育によって
量産されているのが今の社会です。
今の教育の問題を
徹底的に教えてくれる本だと感じました。

2位はClub Quantum所属の
一 龍飛騎手による福澤諭吉著 
斉藤孝 訳『現代語訳学問のすすめ』です。
「人民独立の気概」というキーワードは、
教育を語るうえでとても大事です。
自分の上に誰も立たせない、人間一人一人が
自分の尊厳に気づくことが大切です。
このキーワードが出てくるのは、
さすが明治の教育者だと言わざるを得ません。

3位はClub Particle所属の
大村祐子騎手による
森岡正博著
『生まれてこないほうが良かったのか?
――生命の哲学へ!』です。
この本で「反出生主義」という
思想が出てきます。
私の期待した意味とは少し異なりましたが
大事なメッセージだと思うので、
今回は3位にさせていただきました。

4位はClub Power所属の
陣内絵里奈騎手による
大川内直子著『アイデア資本主義
文化人類学者が読み解く
資本主義のフロンティア』です。
なぜアイディアが生まれないのか、
という問題についても取り上げられていたら、
より素晴らしいと感じました。

5位はClub Field所属の
石川暢子騎手による
太田泰彦 著『2030半導体の地政学
戦略物資を支配するのは誰か』です。
半導体の重要性を語っていることは
すばらしいです。
半導体革命のなかでは、
人間の尊厳とは何かを深めることが
より必要な時代となるでしょう。

コロナパンデミックで
550万以上の人が亡くなっている
世界3次戦争の現代では、
共産主義と自由主義の
プレートの対立が本当に深刻です。
これらプレートを
成り立つようにさせているのが
教育、学問です。

令和哲学は完全学問、
世界基軸教育といっていますが
コンピュータの作動原理、
意識の作動原理を統合できるからこそ、
そのように言い切ることができます。
そして、令和哲学カフェは
そのことを心感覚として認識し、
世界に発信していくために開催しています。
皆さまとともに、このムーブメントを
全世界に広げていきたいです。

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