おはようございます。ノ・ジェスです。
令和哲学カフェ第4期の第9弾
清水七央子さんがファシリテーターとして
「Great Justice~真の正義とは何か~」
を開催してきました。
最終日は、
私も一緒に質問道場を開催しました。
清水さんは
スタグフレーションの危機もある中で、
経済の成り立ちと関係する哲学者を
取り上げようと考え、ベンサム、J.S.ミル、
そしてハーバード大学
マイケル・サンデル教授を
取り上げたそうです。
王様だけの快楽が優先されたところから
最大多数の最大幸福という概念で
多数決という正義を産み出したのが
ベンサムでした。
そこからJ.S.ミルは、
幸福の質を追求しました。
他人に迷惑をかけないならば、
思想哲学の大自由を提案し、
善悪を語るときも多数決にとどまらない
自由を正義として、強調しました。
そして、
マイケル・サンデルが出てくるのですが、
彼はジョン・ロールズに対する批判によって
有名になりました。
ロールズの正義は、結果をどのように
分配するのかを言っていないため、
分配するときに喧嘩が起きます。
スタートの公正と
チャンスの公正でとどまっています。
そのロールズの主張は、
物を所有することの美しさが大きいので、
サンデルは、もっと追求しようと
美徳促進を主張し、共同体を主張しました。
しかし、モデルがありません。
共同体をつくるときには
脳の観点から自由になっていない限りは
難しい状態です。
ですから、ジャスティス(正義)の段階へは
まず一義が立って、大義が立って、
正義が立つという順番を踏みます。
正義の土台が
個人の完成した集まりであることで
大義名分が立つのです。