【20250731】令和哲学カフェ特別企画 第57回ブックダービー「知のB1」特別企画 開催報告

おはようございます、ノ・ジェスです。

ブックダービー「知のB1」とは
情報・技術・知識・姿勢態度を
「馬」としたときに、
どんな馬に乗るのかによって
人生は大きく変わります。
本当に必要で価値ある情報とは何なのか。
「この時代の人たちに一番読んでほしい本」
ナンバーワン決定戦として
リテラシー力を競う、全く新しい
知的エンターテインメントゲームです。

2025年のテーマは
【AIの大津波が来る前に 
人間に必要な真逆の変化とは?
「心×人間×AI 新産業・新職業 開拓戦」】
として、AI時代の新しい職業・産業の開拓に
繋がる情報・知識・技術が詰まった本を紹介し、
令和哲学的観点からリテラシーしていきます。

今回も興味深い本がたくさん紹介されました。
順位発表については、
令和哲学者としての観点で
ゲーム感覚のお楽しみとして
行っておりますのでご了承ください。

第1位は
『自分の中に毒を持て』
岡本 太郎著
井上 裕美騎手
騎手の井上さんが1970年の万博から
2025年の万博を弁証法で整理していました。

1970年の公式テーマは
「人類の進歩と調和」で、
技術=希望、経済成長=発展、
幸福という価値観はテーゼになります。
それに対し魂なき進歩に未来はあるのか、
生命の本質と結びついてこそ
技術の進歩は意味を持ちうるという
岡本太郎からの投げかけがアンチテーゼ。
2025年の万博は再び「人間とは何か?
どこから来てどこへ向かうのか?」
という問いが至るところでみられ、
その答えが世界基軸教育であることが
ジンテーゼということでした。

私はEXPO哲学において、
日本はアメリカより3倍の
100兆ドルのGDPに到達すると思いますし、
自分の中に毒を持てというタイトルだけでも
「日本!広島、長崎忘れるな」という
著者の岡本太郎さんの思いも感じました。
そして大阪・関西万博も今開催されている
ということからも1位に決めました。

第2位は
『火の鳥 』
手塚 治虫著
坂中 ゆうこ騎手
大阪・関西万博でもシグネチャーパビリオンを
出展されている生命学者の福岡伸一さんが
東京の六本木で火の鳥展を
企画プロデュ―スをされており、
動的平衡と火の鳥のメッセージが一致する
ということで改めて読み返そうと思ったのが
選んだ理由とのことでした。

火の鳥が何なのかを考えた時に
「傷だらけの霊魂」であると
リテラシーされていました。
火の鳥という漫画は、
3404年のストーリーを行ったり来たりしながら
構成していて、とても面白く
最後まで1位と悩みましたが2位に決めました。

3位以下は次のようになりました。

第3位
『機動戦士ガンダム 』
富野 由悠季著
小杉 伊吹騎手
大阪・関西万博にて
ガンダムのモニュメントの姿をみて
興味が湧いたのが取り上げる
きっかけだったそうです。
最近もガンダムの新作が出るなど
今もなお人々を魅了し、
人気を博しているその裏には
何があるのか気になったとのことでした。

第4位
『いい加減目覚めなさい 
二ホンという滅び行く国に生まれた
若い君たちへ・総集編 』
秋嶋 亮著
坂部 由希子騎手
敗戦ではない、「永遠な終戦」を誓った
日本が平和の世界をつくるため
どんなアイデンティティを立て、
どんな行動をすべきかを考える杭となる
1冊として選んだそうです。

第5位
『何も持ってないのに、なんで幸せなんですか?
──人類学が教えてくれる
自由でラクな生き方 』
奥野 克巳、吉田 尚記著
井上 晴絵騎手
人間は物質文明の追及の先に
AIを誕生させたが、この本のタイトルから、
人間らしさを問う
深い問いかけになる本と感じたそうです。
マレーシアのボルネオ島の狩猟民プナンの
人間らしく共同体として生きる姿に
勇気が湧くと思い選んだとのことでした。

今回も素晴らしい本を紹介いただき
ありがとうございました。
AI時代にどんな職業、産業が生まれるのか
そこに貢献できるコンテンツの道を
共にガンガン探していきましょう。

第57回ブックダービー「知のB1」は
こちらからご視聴になれます。
https://youtu.be/e4UA9Z7obEQ

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