【20250903】官僚制の歪曲を突破する方法とは 令和哲学カフェNo.1015

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェはBEST BEING塾を
今年中に10300校つくるという流れから
「BEST BEING塾を哲学する
― 哲学の限界に挑戦する ―」をテーマに
月曜日開催がスタートしました。
8ラウンドでは完全学問・完全教育を
具現化させていくBEST BEING塾の
あり方・思い方・やり方の哲学を
深めています。

今回のシリーズでは
『NEXUS 情報の人類史』と
BEST BEING塾の有り方・思い方・
やり方哲学をメタ4させていきます。

第4回目は、
第3章「紙というトラの一嚙み(前半)」
について原田卓さんから
プレゼンテーションがありました。

物語は情報テクノロジーであり、それにより
人間は大規模な協力土台を築き
地球上で最強の動物となりました。
しかし物語は人を鼓舞するのは役立つが、
機能する国家を出現させられない
という弱点がありました。

その弱点を補うのがリストであり、
そこから非有機的な情報テクノロジーである
文書を誕生させたことで
新たな現実をつくり出しました。
しかし大量の文書から必要な文書を
検索できない問題が出てきた時に、
引き出し(共同主観的現実)の
役割をする官僚制を生み出しました。
官僚制は真実を犠牲にして、
世の中に対する理解を歪めるが、
秩序の構築、人間の大規模ネットワークを
管理する優れた方法であると話がありました。

今回のディスカッションテーマは、
「官僚制の歪曲を突破する方法とは」でした。

ディスカッションを通して「1₋5-1言語」
「全体と部分の一致」「一元の物語と
繋がった人間の物語をつくること」
「アンフォメーション」「実在論の超越」
というキーワードが出てきました。

官僚制の歪曲がなぜ起きるかは、
境界線をつくるところで
主観的な介入が入るからです。
境界線が生まれる事件の最小単位、
その仕組みのフラクタルによって
カテゴリーが生まれます。
主観から客観化させる必要がありますし、
主観に縛られないようにさせるためには
実在論の超越が必要です。

無境界線から
境界線が生まれるようにさせる
最初の事件、最小の物語が何なのか、
その物語が成立するために
どんな要素があるのかを
考える必要があります。

実在論の超越から
実在の点が生まれる仕組みを
全体と部分で言えば、世の中は
全体から部分へ分ける反復をしています。
はじめては源泉動きの中の
ほんの一部分の動きが、
さらに小さな部分である点をとります。
その小さい点の中でも
全体と部分の小さい点のほうをとっていきます。
こうしてどんどん部分の点をとり続け、
「この体が自分」となるのです。
一元の物語と、人間の物語も
そのような関係になっているのです。

最終的にインフォメーションと
アンフォメーションを自由に往来できることで
皆が官僚制からくる争いや歪曲を
止めることができると思います。

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