【20210311】日本の研究力の低さを強化するには 令和哲学カフェ質問道場

おはようございます。ノ・ジェスです。

本日も、
過去の令和哲学カフェの質問道場の
内容の一部をお送りします。

Q.日本の研究力が
世界の中では低いといわれますが、
どの分野から強化したらよいのでしょうか。

A.専門分野でいえば教育だと思います。
教育と学問の限界をこえることです。
今は知識消費の国になっているので、
知識生産する国に変わることです。

フッサールやニーチェも西洋の学問自体が
間違いだと指摘しています。
今の学問のもののみかたで
宇宙・自然をみていたら
人間の尊厳が潰れてしまいます。

そのことに危機感をもって
フッサールは判断停止(エポケー)といって
現象の原因へバックしてみる、
現象学的還元(心理的還元、
超越的還元)
をうたっていますが、今も完成していません。
人間が真理の追究をあきらめないで、
徹底的に論争を
起こさなければおかしいのです。

今の教育は機能主義で
どんな仕事をする人間を育てるか
に重点をおいてしまい、
質問に答えなければならない教育ですが、
本当はその質問がおかしくないのか
を探すほうが大切です。
問題の問題を探す、
考える力を育てなければなりません。

人間がまず知らなければならないのは
観点の問題です。
一番使っている観点が、
様々な問題を起こしているのに、
自分の観点の中から自由になれず
観点の問題を解決できないままで
どうやって幸せになったり
人とチームプレーできるでしょうか。

観点がゼロの地点に戻って
観点が生まれる仕組み、
時空間存在が生まれる仕組みを
語ることができなければならないのです。

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