【20180321】アルファ碁ゼロの登場から考える人間とAIの共存

おはようございます。ノ・ジェスです。

本日も、心が痛まない社会を創る
リーダーを応援するメッセージを発信しています。

■認識技術とは?

科学技術の
宇宙自然の理解方式・認識方式が、
部分の変化を正確にDefineし、
それらを統合して全体を理解しようとする
還元論的理解方式・認識方式であるならば、

認識技術の
宇宙自然の理解方式・認識方式は、
世界の根源、宇宙の根源である
1パターンの動きを正確にDefineし、
それと部分の変化をつなげて
全体を一発で理解・説明できる
全体論的理解方式・認識方式です。

■■コラム アルファ碁ゼロの登場から考える人間とAIの共存

数年前に囲碁AIプログラムの
AlphaGo(アルファ碁)が
世界的な話題になりましたが、
最近はその進化版である
AlphaGo Zero(アルファ碁ゼロ)が登場し、
さらに話題を集めています。

アルファ碁は、
人間(プロ棋士)の経験や知識、定石など、
過去の全てのデータを入力して、
そのビッグデータをもとに
ディープラーニング(学習)させたもので
囲碁の世界チャンピオンよりも強く
話題になりましたが、
最近はそのアルファ碁の能力を遥かに超える
アルファ碁ゼロが登場しました。

アルファ碁ゼロは、
過去のデータは一切ゼロ、
人間の経験や知識、定石も一切教えず、
ルールだけを純粋に教えた状態でそこから
自主学習により勝手に進化するもので、
アルファ碁に対して
100戦100勝してしまうほどの強さです。

学習システムの進化により、
過去のデータが無くても
自分で勝手に定石をあみだすようになってしまった。

データはむしろ邪魔になり、
純粋なルールから
全てのシミュレーションをした方が
遥かに効率性が高いという意味でもあります。

アルファ碁ゼロは、人間のイメージの外、
人間には予測不可能な手を繰り出すまでに進化しました。

これから先、
AIはさまざまな分野に応用されていきますが
人間からしたら理解不能な存在です。

それは人間が
AIを統制できないという意味でもあり、
そのAIと人間がどう共存していかなければならないのか?

この問題は必ず出てきます。

では、
人間がAIを統制し、AIと共存するためには、
どうすればよいのでしょうか?

AIを統制できないということは、
AIが出来ることと、出来ないことの
違いがはっきり分からないということです。

AIがどこまで出来て、どこからが出来ないのか?

その境界線が分からない。予測不可能。

つまり、そのような
今の人間の理解方式の限界、
観点の根本的な限界をまず知ることが大事なのです。

観点の限界がはっきり分かれば境界線も分かります。

AIには絶対に到達できない領域、
AIのイメージの外を認識できるので、
その領域を人間が開発することも可能です。

認識技術により、世界の根源、
宇宙の根源であるパターン(ルール)を
人間がまず認識することです。

この先、AIがいくら進化しても
それを応用活用し、同時に
人間にしか開発できない領域も開発しながら
新しい教育と新しい経済と
それらを融合した新しいビジョン、
新しい社会を創っていくこと。

0=∞=1の世界を共有しながら
21世紀の人間社会のあり方を皆さんと共に
考えていきたいと思っています。

本日も読んでくださり
ありがとうございました。

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