おはようございます、ノ・ジェスです。
令和哲学カフェ7期は9月11日より
新しいテーマが始まりました!
新しいSAMURAI5人と共に
「人間とは」を深めていきます。
水曜日は池田健吾さんが担当で、
今回もブレーズ・パスカルの
『パンセ』を深めていきました。
『パンセ』では人間の生における3つの秩序は
愛(シャリテ)、精神(エスプリ)、
身体(コール)に分類されます。
愛のモデル(賢者たち)はイエス・キリスト、
精神のモデル(探求者、学者)は
アルキメデスとなっており、
今回はアルキメデスを取り上げました。
アルキメデス(紀元前287年?₋紀元前212年)
は古代ギリシアの数学者、物理学者、技術者、
発明家、天文学者の顔を持っており、
円周率πを示したり、
アルキメデスの原理、てこの原理は有名です。
数々の戦争でも活躍し、一説では
彼一人でローマ軍2万を足止めするくらいの
力があったと言われています。
彼の言葉で有名なのは
「私に支点を与えよ。
そうすれば地球を動かしてみせよう。」です。
てこの原理は小さい力で
大きな力を生みだす原理です。
また、今回は
正義と力についての考察も取り上げました。
『パンセ』では
「人は正義に力を与えることが出来なかった。
・・・・人は正しいものを強くできなかったので
強いものを正しいとしたのである。」
とあります。
今回のディスカッションテーマは
「正義が現実力を獲得するには」でした。
正義とは何かといった時に、
まず義務はなぜ生まれるのかを考えます。
目の前のすべてがあるけれどすべてがない、
無限大可能性と不可能性という
とんでもない格差が等しくなる世界がわかると、
この美しすぎる神秘神聖さに驚き、
愛するようになります。
真理によって生まれる実践行動、すなわち
真理からの命令を実践することが義務です。
目的知、完全知に到達すると
自然にアクションが出ます。
源泉動きと自分が一つになることで
自己規定が鮮明に出来るようになる状態です。
自分の戦う相手も鮮明になり、
物語がある自分と物語がある相手、
違いの出会いを喜びながら
物語の大統合が起きます。
ですから正義が力を獲得するためには、
勢力構築が必要であり、
自己規定が明確にできた時に
物語を愛する行為、そのラブストーリーにより
関係構築、意思決定が可能になり、
源泉動きの究極の慣性力と繋がることで
現実力を獲得できます。
そうして評判権力に惑わされずに
未来勢力となります。
今ここ源泉動きそのものになった時に
自然に心がすっきりになり、
その美しさ、すっきりさを
みんなと共有したい心が正義となります。
この正義が現実の力を獲得するために
自分の規定と物語と意思決定能力、
1-5-1で知っている世界から自由になり、
物語が大統合された時には
とてつもないプラットフォームになっており、
現実を統制することができます。
現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが1週間視聴可能になります。
ぜひお友達にもご紹介ください。