【20191018】相対的貧困の問題について

おはようございます。ノ・ジェスです。

本日も、心が痛まない社会を創る
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■■コラム 相対的貧困の問題について

日本は昔に比べて豊かになったとは言え、
それでもまだまだ貧困の問題はなくなっていません。

貧困には、
絶対的貧困と相対的貧困という分類があるそうです。

国全体が衣食住に事欠くような
絶対的貧困の状態に比べれば、
よくなっているとは言えますが、
現代ではどちらかというと、
相対的貧困の方が問題視されています。

相対的貧困とは、
最低限の衣食住ができないわけではないが、
社会で多くの人が享受している
標準的な生活水準と比較して、
所得が著しく低い状態のことを指すそうです。

例えば、親が病気のため、
子供が家事をしなければならない家庭や
金銭的な理由で子供が大学進学を
断念せざるを得なかったり、
さまざまなケースは存在しますが、
いずれにせよ他の大多数と比べて、
相対的に貧困状態であるということです。

先進国に多くみられる相対的貧困は、
絶対的貧困とは違う問題をはらんでいます。

身近な例でいうと東日本大震災の直後、
被災地では、誰もが身一つで避難をし、
食事や必要最低限の日用品も
なかなか手に入らずに
避難所での生活を強いられ、
多くの人が絶対的貧困の状態であったと言えます。

物質的な余裕がなければ、
生活は苦しくなるので、
現実的には大変になりますが、
それでもみんなが同じ状態であり、
自分だけが相対的な貧困状態になることはありません。

その状態から徐々に復興し、仮設住宅を出て
自分の家に引っ越していく人もいれば、そうでない人もいます。

絶対的貧困から解放されると、今度は、
相対的貧困が意識されるようになります。

他の大多数と比べて、
相対比較をしてしまうのは、
人間の脳機能の特徴でもあります。

脳は相対的な認識しかできません。

そして人間には、×感覚から○感覚へ
変化したいという本能があります。

×(貧困状態)から脱して、
○(幸福状態)に変化したいのが人間です。

しかし、このような×から○への変化は、
まさに相対的な変化であって、
人間の脳機能の及ぶ範囲内での変化に留まります。

条件反射的に相対比較をし、過去の
×のイメージから抜け出すために
○の状態を求めて動こうとする人間は、
初期セッティングされた機械のようだとも言えます。

×から○への変化は、不完全な変化であり、
人間にとっての究極となる
根本問題(観点の問題)を
解決していないままの変化であるため、
本質的には何も解決されていないのと同じなのです。

nTech(認識技術)は、
絶対世界から相対世界が生まれる仕組みを
説明するイメージ言語を活用することで、
不完全な脳を補うことができる技術です。

すなわち、観点の外を取り入れることで、
絶対的な貧困状態から絶対的な幸福状態へと
案内できる技術でもあります。

本日も読んでくださり
ありがとうございました。

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