おはようございます。ノ・ジェスです。
昨日は、第83回令和哲学カフェが開催されました。
毎回たくさんの方にご参加いただき、
本当にありがとうございます。
ヘーゲルは人間の歴史は
自由実現の拡張の歴史だと言っていますが、
コロナ危機の時代、
人間はどんな自由を拡張しようというのでしょうか。
「ヘーゲルと令和哲学」２回目は
「人間はこの時代にどんな自由を得たいのか」
についてWHT※を行いました。
他人に対する不信や恐怖、束縛からの
自由を求めているのでしょうか。
それとも新しい共同体を創造する
目的へ向かう自由でしょうか。
カントは個人規模の自由を強調しました。
それに対してヘーゲルは
共同体レベルでの自由の大切さを語りました。
カントの言うように
一人一人の中の道徳に従って生きることも大事です。
けれども、ポストコロナ時代、
自由を発展させるイメージでみると、
今まで人類が歩んだことのない道に
いかに突入して勝負していくのかという時に、
新しい秩序や法律も
つくっていかなければならないでしょう。
積極的に追求していく自由や客観的精神も
大切だと言えます。
ヘーゲルは精神が、
主観的精神から客観的精神、そして絶対的精神へ
発展する段階を踏むと考えていました。
今の時代は宇宙の根源とつながって、
絶対精神、自己実現を確認できる、
完全な認識と完全な存在の時代になっていきます。
その時にみんなが追求する
共同体社会への関心は高まっていくと思います。
完全な認識と完全な存在に向かい、
不生不滅に生きる時代に行くことができるくらいに
私たちの時代はインターネットでつながり、
高級情報を得られるようになっています。
全体主義や個人主義を超えた、
共同体を具現化していく自由があります。
→※用語集はこちら
https://reiwaphilosophy.com/community/knowledge-base/words/
次回は9/22(火)21時から開催します。