おはようございます。ノ・ジェスです。
本日は、YouTubeチャンネル
「令和哲学チャンネル」の内容を
ピックアップしてお送りします。
このチャンネルでは令和哲学者のノ・ジェスが
全く新しい「知の世界」へ
皆さんをご案内します。
今回は、「ノジェスが語る
人を動かす力【前編】」になります。
コロナパンデミックが起きて、
今までのすべての基準点が壊れていますが、
パンデミック以降の
未来秩序はどうなるでしょうか。
今までの人間を動かす源は4つあります。
1つ目は強制力。軍隊や警察、
刑務所に入れるなど強いものから、
文化や制度、結婚をして一緒に住む等の
柔らかいものまであります。
2つ目は財力。
プロサッカー選手も年棒があったり、
会社は給料を支払うことで
人を動かしています。
3つ目は情報力。
沢山の情報知識を編集・デザインし、
フェイクニュースが代表するように
人を欺瞞(ぎまん=だますこと)します。
そして4つ目は説得力です。
説得は大きく人を動かしますが、
パンデミック以降、
人をどのように説得して、どこからどこへ
人を移動させるのかを考えていきましょう。
考える大前提として人間を説得する要素は
①ロゴス(因果論理を使って言葉の説得)
②パトス(相手との共有共感状態を活用)
③エトス(説得する人の権威や人間力)
です。この中で一番重要なのはロゴスです。
ロゴスを土台にパトスやエトスが育ちます。
そしてロゴスが力をもつには、
因果論理をバックアップす
明確な根拠も重要です。
しかし問題は
事実が根拠として力が発揮できず、
人を動かすことができないことです。
ロゴスよりエトスが大事にされ、
事実の根拠よりも、どんなポジション、
権威を持つ人が話すのかによって
説得が変わります。
この状態では人間一人一人が
主体性、自発性、能動性を発揮した
本物の民主主義にはなりません。
ロゴスが力を発揮するには
「なぜ事実が
人を動かすことができないのか?」という
700万年間の
人類が突破しなければならない
キーワードを考える必要があります。
まず、実は現実自体が
脳の観点のプログラミングの中にあり、
自分がみている現実画面を
1分1秒も他人と共有できない
弱点を理解することです。
自分の現実画面を誰とも共有できないなら、
勝手な思い込み、解析が事実となり
その解析も違って事実が力を発揮できません。
事実が蓄積され表現される
エモーションや感情、カリスマ性を得るには、
大変時間がかかり、
特別な人間だけが持つエトスとなり、
多くの人たちの主義主張が
無視される可能性が高いです。
ですから、人間が皆、平等で
最高のアイディアを活かすためには、
事実が力になれない理由を明確に理解し、
一人一人がみている認識画面から
自由になることです。