おはようございます、ノ・ジェスです。
令和哲学カフェ第5期
「Dignity Routine ~尊厳習慣~」
現在は「SAMURAIを哲学する」
がテーマです。
5人の21世紀SAMURAIたちが
各曜日を担当しながら
宮本武蔵、新渡戸稲造、坂本龍馬、
吉田松陰、山本常朝(葉隠)を深めています。
木曜日は原田卓さんの担当で
今回は吉田松陰という人物を生み出した
時代状況について
プレゼンテーションがありました。
松陰の生きた時代はアヘン戦争が起きるなど
西洋列強が
アジアへ進出してきている時でした。
当時の江戸幕府は
鎖国政策をとっていましたが、
外国船が開国を求めてきました。
国内でも尊王攘夷か、開国派か、
勢力が割れていました。
そしてついに1858年、幕府は勅許なしで
日米修好通商条約を結び、
幕府に反発する公卿、大名、幕臣、
志士などを弾圧した
安政の大獄も起こりました。
そんな中、松陰も安政の大獄で
老中の暗殺計画をたてた罪で
斬首されてしまいます。
松下村塾の塾生たちと計画をたてる際、
江戸にいた桂小五郎らに
加わるよう要請しますが、
今は時期ではないと反対されてしまいます。
「諸友は功業(世間一般の通俗的な手柄)
をなすつもりだ」と言った松陰に対して、
ほとんどの門弟が
距離を置くようになっていきました。
それでも松陰は忠義を貫いた結果として、
捕らえられました。
死を覚悟した松陰は、
今日やっとその日が来て嬉しいという
以下の歌を残しています。
此程に思定めし出立は
けふきく古曽 嬉しかりける
今の時代に松陰が生きていたならば、
日本に何をメッセージするでしょうか。
今の時代は
すべての基準が壊れてしまっています。
松陰ならこれをチャンスととらえ、
新しい基準軸をつくって
主導権をとれる絶好のチャンスに
素早く動けと言うでしょう。
80億の人間たちが「忍ぶ恋」をする
最高のポジションをつくろうと
実行すると思います。
今回、私も請われて短歌を詠んでみました。
忍ぶ恋 炭の刃で無駄を斬る
侍勇気 今ここ勝利
今ここが永遠の勝利であり、
忍ぶ恋をして完全燃焼したものは
炭になりいつでも燃えあがる。
黒い刀の刃は色々な苦労を突破して
炭の刃になっている。
基準軸をつくり主導権をとれ、
という世界です。
現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが1週間視聴可能になります。
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