【20231124】愛国心が精神に与える影響とは? 令和哲学カフェNo.823

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェ7期では10月30日より
さらに新しいテーマが始まりました!
新しいSAMURAI5人と共に
「精神とは」を深めています。

水曜日の侍は池田健吾さんです。
水曜日は、騎士道を取り上げ
武士道との比較もしながら
「精神とは」何なのかを考えていきます。

今回のディスカッションテーマは
「愛国心が精神に与える影響とは?」でした。

騎士道は戦争の中にみる騎士の野蛮性を
格好よく仕立て、
神と教会を恐れるようにさせながら
忠誠を誓わせるものです。
野蛮な騎士が格好よくつくられて
周りからリスペクトされ
物語のある騎士文化ができました。

日本の武士道は騎士道と違って
自ら刀の達人になって、
次は自分に勝って、自分を捨てて
共同体のどんな低いポジションであっても
共同体が進化発展できるように
間になって間を全うします。

武士道は能動性、主体性、自発性があります。
自分で決めていく世界です。
大名より刀の達人であっても、
「自分」と言う概念は
共同体の価値をみたら
意味がないと知っています。
ですから共同体のどんなポジションでも
全うして大名を護りながら
藩の進化・発展に貢献する能動性があるのです。

興味深いのは、2番目が1番目より
実力があることが多い事です。 
これは日本の独特な世界だと思います。
自ら自分の能力自体をオールゼロ化して、
世界一になってからも、自分を存在させたら
偽物だとわかっている武士道なのです。
スクリーンの外にいるようにゲームらしく、
格好よく大名と一緒に戦争の現場で死ぬことが
武士の最高の名誉です。

受動的に神と教会を恐れることが騎士道なら、
自分のポジションを全うできないことを
恐れるのが武士道です。
騎士道は創造主と被造物、神と人間で
明確に境界線を引いてしまっているので、
必ず敵と味方ができてしまいます。
自他分離は目的達成型、課題解決型になり
因果論理を強化し、
野蛮文化になってしまいます。

共同体への愛が
精神にどんな影響力を与えているのか。
共同体を愛することが
主体的・能動的であるかで
影響が大きく変わると思います。

現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが1週間視聴可能になります。
ぜひお友達にもご紹介ください。

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