おはようございます。ノ・ジェスです。
昨日は、第72回令和哲学カフェが開催されました。
今回も300名を超える多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。
今回から新テーマ
「ウィトゲンシュタインと言語」となります。
西洋哲学のパラダイムの大きな変化は
これまでに2回ありました。
1回目はカントによるものです。
真理の基準点を客観から主観に移動させ、
人間一人一人に尊厳を持つようにさせた、
偉大な哲学者でした。
2回目が今回からのテーマである
ウィトゲンシュタインによるものです。
哲学の問題は言語の
使い方だということを鮮明にさせたのです。
昨日は、「社会に出るときに
一番重要な基本はなにか?」
というテーマでWHT※を行い、
参加者の5人からは、
社会への影響力、失敗する勇気、
自分らしさ、目標、主体的意思という
それぞれの意見が出ました。
WHTでは毎回、
相手の意見の論破と合意を
訓練していますが、
今回も最後に5つの意見を
5階建てのビルに例え、
テーマの結論に一番近いものを5階、
一番遠いものを1階に、
順番を考えて並べて融合させる
チームビルディングを行いました。
答えがあるわけではありませんが、
私ならば「失敗する勇気」を
5階に置きたいと思い1階から
「主体的意思、自分らしさ、目標、
影響力、失敗する勇気」と並べました。
自分の主体的意思決定能力をしっかり持ち、
アイデンティティを明確にすることで、
周囲からも協力関係が組める
必要な人材として望まれるようになり、
そこから目標をしっかり持っていれば、
社会的貢献や影響力にもつながります。
そのうえで失敗する勇気を持ち、
昨日より今日、今日より明日と
挑戦し続けるチャレンジ精神で、
完璧にできるまで失敗を楽しめる。
これが、「危険な道を行け」と
ニーチェが語った
ubermensch(超人)への道だと思います。
→※用語集はこちら
https://reiwaphilosophy.com/community/knowledge-base/words/
次回の令和哲学カフェは、
9/7(月)21時から開催します。