【20201101】自ら選択できないという悩み

おはようございます。ノ・ジェスです。

本日も、心が痛まない社会を創る
リーダーを応援するメッセージを発信しています。

■■コラム 自ら選択できないという悩み

現代はIT化による情報社会です。

世の中にはたくさんの情報があふれ、
その情報の海の中で
人びとはみな「選択」に悩んでいます。

「転職するかどうか?」
「会社をやめて独立するか?」
「この人と結婚してよいのかな?」

など、人生における重大な選択や
または「今晩なにを食べようか?」
など、小さな選択まで、さまざまです。

どちらを選択しても大差はなく、
それよりもまず先に
行動するべきだという選択もあります。

たしかにその通りだと思いますし、
悩んでいる時間は
本当にもったいないです。

ただひとつ、
令和哲学の観点から
おさえておくべきポイントはあります。

それは、今まで人間はみな、
自分の意思でさまざまな
選択をしてきたと思っていますが、
実は本当の意味では
”なにも選択していない”ということです。

なにかを選択する「基準」は、
その人の考えや感情だと言えますが、
その考えや感情が
どこから生まれるのか、
仕組みを理解している人はほぼいません。

幼少期の体験や親の教育など、
生まれ育った環境によって
培われたものではありますが、
そもそもその状態でつくられた
考えや感情は、本当に
自分のものだと言えるでしょうか?

生まれ育った環境の
価値基準に100%影響を受け、
つくられた考え感情では、
とても自分のものだとは言えません。

つまり、人間は生まれてから
今まで一度も自分の
考えや感情をもったことはなく、
あらかじめ制限された範囲の中での
いわば「機械的条件反射」による
選択を自らの選択だと
思い込んでいるということになります。

永遠不変の1パターンの動きにより、
境界線のない
選択不可能な世界から
多種多様な選択肢が生まれる。

その「変化の仕組みを知る」
という選択こそが、本当に
意味価値のある選択だと言えるのです。

本日も読んでくださり
ありがとうございました。

カテゴリー: 未分類 パーマリンク