【20220930】五輪書の全体像 SAMURAI哲学 令和哲学カフェNo.558

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェ第5期
「Dignity Routine ~尊厳習慣~」
9ラウンドでは「SAMURAIを哲学する」
がテーマです。
5人の21世紀SAMURAIたちが
各曜日を担当しながら
宮本武蔵、新渡戸稲造、坂本龍馬、
吉田松陰、山本常朝(葉隠)を深めていきます。

月曜日は冨澤亮太さんの担当で
宮本武蔵について学びます。
今回は五輪書の全体像を深めました。
宮本武蔵は
剣術のアイデンティティが揺れ動く中で、
その真髄を明確に論理化・文章化し、
後世に残した数少ない人物です。

武蔵は何を伝えたかったのかというテーマで
ディスカッションしました。
彼は当時の
仏教や儒教の言葉を借りることなく、
独自の言葉で
日本のSAMURAI精神を表そうとしました。
これこそ武蔵が残したかったものではないか
と冨澤さんは考えています。

武蔵は刀の時代の終わりに際し、
刀を使う者の最先端として
「刀とは何なのか」を
責任をもって案内しました。
刀は心の究極のエキスであり、
心の持ち方です。

武蔵は、無限大の心が刀に入って、
一切脳が入らない状態になっていることが、
どういうことかを文章化し、伝えました。
そうしておけば次の時代の道具が
刀から何かに変わってもそこを繋げて
脳の境地から心の境地に到達して行く道を
示すことができます。

刀は道具です。刀の使い始めは
脳から出発していきますが、
段々と脳が0化されて
道具が心そのものになっていきます。
そうなると、もう道具すら
手放していくことができるのです。

心の達人になっていくことは、
一番強い相手を制圧・征服した自分に
勝利することです。
一番強い相手は人間でもあり
神でもあるかもしれませんが、
それを制圧した自分です。
その自分に勝利することで
絶対的境地に到達できます。
自分に勝利すること、その世界を
「空」で表現したのではないかと思います。

SAMURAI哲学を通して、
そのDNAを持った20代、30代の
若者の凄さを感じます。
SAMURAIの心は神にも勝って、
自分もゼロ化させてしまう凄いものです。
日本の若者たちが世界の人たちに心を指導、
伝達できる時代になったと感じます。

現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが1週間視聴可能になります。
ぜひお友達にもご紹介ください。

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