おはようございます、ノ・ジェスです。
令和哲学カフェ第5期
「Dignity Routine ~尊厳習慣~」
9ラウンドでは「SAMURAIを哲学する」
がテーマです。
5人の21世紀SAMURAIたちが
各曜日を担当しながら
宮本武蔵、新渡戸稲造、坂本龍馬、
吉田松陰、山本常朝(葉隠)を深めていきます。
火曜日は塩見典子さんを中心に
新渡戸稲造の『武士道』を哲学していきます。
まずは『武士道』の本で
何が書かれているのかの概要を解説しながら
深めた上で武士道の源流を探るべく、
一番の源になっているものは何か、
出演者の5人で
ディスカッションしていきました。
武士道と騎士道の違いは心です。
SAMURAIの世界は心であり、
侍にとって心を象徴するのが刀です。
武士道は、神などではなく、
今ここを自分の心として、
刀を心の言語として
相手の心を読みとる世界です。ですから
刀の達人の境地に至ると
相手の体を動けなくさせる世界になるのです。
心ですべてが成り立っていることがわかり
自分の心を完璧に統制し、自由自在に
活用応用できるのか、という世界です。
現在の私たちの感覚では、
天動説でとらえることしかできませんが、
数学・物理学の言語を使って
地球が自転公転する
地動説のイメ―ジができます。
このように、心の動きの言語があれば、
感覚がついてくるのです。
一人一人が自分の心に勝利をする、
その個人のレベルの勝負もあり、
それができた上で日本は、
天皇という存在を中心に
集団の意思決定をする勝負をしたのです。
脳が生み出している一番強い存在は神ですが
その神までも統制できるのが自分の心であり
その自分自身を0化できるのが
天皇という現実の中での
中心軸があったからです。
個人戦だけではなく、集団戦もできるのが
日本文明の強みだと思います。
現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが1週間視聴可能になります。
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