おはようございます。Noh Jesuです。
このメールマガジンでは、「和の産業」「悟りの産業」を実現するためのキーワードを、毎日発信しています。
人間は動物と違って、「身体が走る道」をつくるだけではなく、「考えが走る道」もつくっています。
例えば、あなたが男であること、あるいは女であることは、どのように証明できるでしょうか?
多くの人の考えは、「自分は男じゃないから女だ」「女じゃないから男だ」というように、選択肢が2つしかない二分法的な論理展開の構造になっています。
そもそも人間は誰もが生まれた時からずっと、自分の知らない間に脳の中につくられている「考えが走る道」を使って考えています。「考えが走る道」は、因果律や方程式や一般常識などが当てはまります。
道がないところに車が走ることはできないのと同じように、「考えが走る道」がないところでは、人間はどんな判断も思考も不可能です。
問題は、自分自身の「考えが走る道」を自らつくることができないまま、誰かがつくった既存の道を知らず知らずに使い、さらに、その考えが走る道を行ったり来たり反復する過程で、その観点だけに固定されてしまうことです。
これは、自分のすべての判断と思考が、自分の知らないうちに誰かがつくった「考えが走る道」に支配されていて、まるで操り人形のように条件反射的な反応しかできないまま、思考範囲が固定されてしまっているということです。
この状態では、どんな情報データが入っても、出てくる結論は決まっていて、自由な発想や創意性は生まれません。