【20101018】現代文明の危機を突破するには

おはようございます。
Noh Jesuです。

このメールマガジンでは、「和の産業」「悟りの産業」を実現するためのキーワードを、毎日発信しています。

現代の危機は文化文明の危機でもあり、この文化文明を創りだしてきた根っこにあるのが、これまでのモノの観方(観点)です。

西洋文明はニュートン・デカルト式のモノの観方に始まり、相対性理論、量子力学など、理工系科学をベースとした世界観を土台に、価値観やシステム体系・組織・商品・技術・マーケティングを構築し、市場を占有することで富を蓄積してきました。

金融危機ひとつをとっても、資本主義というシステムが問題なのでもなく、それを扱う人の価値観(エゴ)が問題なのでもなく、その価値観をも生み出す観点(この体が自分だ、と思う認識)が根本的な原因となっているのです。

「この体が自分だ」と思う意識は、実は錯覚なのです。

この宇宙に物質は存在しません。すべては心なのです。

万物の構成要素が“ひも”だと理解する物理学が最終理論に迫りつつあるのに“心”ひとつも説明できないのは、そもそもの前提条件(パラダイム)を見誤っているからなのです。

その観点の次元上昇、言い換えれば人間の意識の進化なしには、現代文明の危機を突破することはできません。

人間とは何なのか?意識とは何なのか?そういった本質的な問題に答えを出すことなしには、これ以上根本的な変化は起こせないのです。

それでは明日のメールマガジンもお楽しみに!

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