おはようございます。ノ・ジェスです。
昨日は、第40回令和哲学カフェが開催されました。
毎回多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。
令和哲学を世界に伝える時、
今までの西洋哲学の理解が重要になります。
前回のカント哲学の理解に続き、
今回はニーチェ哲学を中心にしていきます。
ドイツの哲学者ニーチェが生きたのは、
自然科学や資本主義が発達し、
国民国家が成立した時代です。
私が人間の尊厳破壊の3段階目として
整理している「ダーウィンの進化論」が
論争を巻き起こした時期。
牧師の家に生まれ神学を学んだニーチェは
「神は死んだ」という名言を残しています。
「神」は2000年間、
人間の意味価値の中心とされてきました。
そこにダイナマイトのような
一石を投じたのです。
自分の前の時代の世界を
すべてオールゼロ化して
新しい概念を打ち立てるのが
哲学者というものです。
神が死んだ時代、
今までの意味価値が破壊された時に、
人間がどう生きるべきなのか。
ニーチェが伝えたのは
「ビッグチャンスだよ」
というメッセージです。
今までの人間一人ひとりの認識が、
神という概念から自由になって、
思う存分に認識の大自由を
選択できるということを先導したのです。
ニーチェの言葉で
「美しいアートのような人生を過ごせ」
という主張と「危なく生きて」
という主張があります。
今回のWHTのワークでは
「危ない人生と、美しい人生が、
どうつながるのか」という
テーマをもとに5人の参加者たちに
主義主張をしてもらいました。
ただの解析でとどまった哲学から、
明確な実践行動、社会変革に取り組む
きっかけとなったのがニーチェ哲学です。
令和哲学で表現すると「思い込みの主体」
「事件の主体」「解析の主体」
3つの主体の一直線上になって、
どう生きるかの世界です。
ビンの外に出て解析のは主体になった時に、
ビンの中の世界は
夢であったことがわかります。
それならば、何に不安恐怖することもなく、
自分の無限大のエネルギーを
使いきって勝負することができるはずです。
今の時代、AIと新型コロナの登場は
今までの文明、
システムの崩壊を意味しています。
基準点方向性がなくなった時に
人間はどのように生きるべきか、
みんなを説得する哲学的土台を持ち、
世界人類を率いたところから
新しい文明が始まります。
日本でサムライ1000人が集まり、
美しい歴史をつくる、令和哲学の
実践が拡がることを心待ちにしています。
次回の令和哲学カフェは、
7/23(木)21時から開催します。