【20200820】令和哲学カフェ~連日開催中!1期テーマ「美学」No.60

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は、第60回令和哲学カフェが開催されました。

毎回多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。

「ドゥルーズと尊厳」5日目の最終日は、
これまでカント、ニーチェ、
ドゥルーズを活用して
整理してきた内容のまとめと、
質問道場を行いました。

ニュートン・デカルトの
数学物理学の世界、近代科学を取り入れて
哲学的整理をしたのがカントならば、
量子力学・ひも理論・
位相幾何学(トポロジー)などの
現代科学を取り入れて
哲学的整理をしたのがドゥルーズです。

単語一個一個に意味を与える概念哲学、
「同一性」の哲学に対して、
ドゥルーズは「違い」の哲学、
今この瞬間変わっていく世界を語っています。

令和哲学の「イメージ言語」という
道具を使って心の動きの仕組みから
解析するとよく理解できるのですが、
常にお互いが、新しい世界、新しい自分で
新しい相手と出会っていく、
それをみることができるのか
ということを投げかけているのです。

しかし、違いを生み出す究極の同一性、
源泉的な動き、心の究極が
規定されていないのが
現代の西洋哲学の限界です。

ビン鳥※の外からビンの中をみた時に
イメージできない動きが
夢をみている世界であることがわかります。

そこからどのような仕組みで
今ここの「違い」が生まれているのかを、
75億人類へ説明できた時に、
争い・対立の世界を
超えていくことができるのです。

令和哲学は、今までの哲学を
学んで生まれたものではなく、
私の問題意識の探究による
答えの獲得から体系化された世界ですが、
西洋哲学を整理すればするほど
すべてを統合できる世界がみえてきます。

本物の多様性を活かす世界は、
本物の同一性を
理解した時に可能になります。

今の時代は脳と心の対決の時代です。

心を知らないままで
AIをとりいれてしまったら
人間の尊厳の危機になります。

明治維新でアジアの尊厳を語った
日本が心をマスターし、
本当に目覚めたら
大きくて深い国になります。

今まで文明を引っ張ってきた
西洋の限界を、補い、
こえていくアジアの大反転がおこります。

令和哲学による西洋哲学の整理を通して、
そこに貢献していきたいと思います。

次回の令和哲学カフェは
「ドゥルーズと思考」を
テーマに8/20(木)21時から開催します。

どうぞお楽しみに!

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