おはようございます。ノ・ジェスです。
本日は、YouTubeチャンネル
「令和哲学チャンネル」の内容を
ピックアップしてお送りします。
このチャンネルでは令和哲学者のノ・ジェスが
全く新しい「知の世界」へ
皆さんをご案内します。
今回は「確固不動な認識土台を
獲得するには?②」です。
確固不動な認識土台の獲得のために
「絶望の構造」つまり「罠の構造」を
知る必要があります。
魚の罠をイメージした時に、
罠の内に入った魚は
焦って前に泳ごうとするほど
罠に絡まってしまいます。
罠の外から見たら、
簡単に出ることができる方法がみえるのに、
罠の内にいると
脱出不可能に陥ってしまう。
それが今の人類の現在地です。
どのような罠でしょうか。
自分がみている認識画面は
1分1秒誰とも
共有することができない、という罠です。
生まれた時から耳が聞こえない人に
オーケストラの素晴らしさを
伝えようとすれば、
疎通不可能なことは
イメージできると思いますが
まったく同じ構造が、
私とあなた、AさんとBさんの間で
起きているのです。
人間はみんな例外なく、
自分の思い込みの内、
自分の解析の内で生きています。
例えるならば自分で出した糸の
繭の内にいるカイコのイメージです。
すべて自分の勝手な解析、
思い込みの内にいるのです。
その状態で、言葉や行動の
一部分だけをとって、良いも悪いも、
勝手に思い込んで決めつけています。
ですから、話す時も行動する時も、
相手の意図や目的と
一致することができません。
相手の意図も目的も、背景も無視して
自己流でとってしまうので、
AさんとBさんがわかり合えないのです。
それだけではなく、
物事を解析するスピード自体も
人によって全く違います。
アリのようなスピードで小さい世界で
細かいことが気になって解析する人もいれば、
虎のように早いスピードで
時空間の情報を取り入れて
解析できる人もいます。
人間の脳という
共通パターンの観点はあっても
リテラシー、解析は全く別々なので
疎通交流ができず、秩序がつくれません。
今までの人類は罠の外に出ることができず、
確固不動の「共通土台」を持つことが
できなかったのです。