おはようございます、ノ・ジェスです。
令和哲学カフェ8期では
人間尊厳危機、AI時代、
自分の考えで考えたい核個人時代を生きる
心人間の「組織化とは、勢力化とは」
を中心テーマとして、
新しい5人のSAMURAIと
共に考えていきます。
火曜日の侍は、森貴司さんです。
今回はフレデリック・ラルーのティール組織と
ケン・ウィルバーのインテグラル理論についての
プレゼンテーションがあり
「ティール組織における3つのブレイクスルー
(セルフマネジメント・ホールネス・
エヴォリューショナリーパーパス)は、
なぜ突破が難しいのか?
その根本原因とは?」
をテーマにディスカッションをしていきました。
第一原因と繋がっていない知識は、
すべて簡単に壊れる砂上の楼閣です。
組織化・勢力化して文化をつくる前に
まず、どこに接続、
ログインするのかが重要です。
そこで何を生成するのか、
そして認識、存在、行為、解釈した結果物が
今の組織・勢力・文化になっているのです。
ラルーは、
3つの不在(セルフマネジメント・ホールネス・
エヴォリューショナリーパーパスの不在)
によって組織は完全になれず、
それらがあれば
ティール組織になれると言っています。
私は、理想的な組織になるためには
完全知と完全行動が
必要だと考えています。
完全知とは知るだけで人間完成、
意味価値完成ができることです。
その結果、
剰余エネルギーや心のゆとりが生まれ
知行合一となっていきます。
知っていることとやっていることが
普通は一致できません。
目的知・完全知に到達して
第一原因そのものにならない限り
自分が何者か決定できないし
決定してもコロコロ変わってしまうからです。
第一原因に到達すれば、
宇宙・自然も歴史・文明も統合でき
さらに、脳に支配されていて
愛と平和の秩序ができないのだと
今までの文明の弱点も明確にみえてきます。
自己規定ができるので
多様な物語をつくったり
大統合したりできます。
人間一人一人が
win-win-ALLwinに繋がる
自分の物語をつくり
それぞれの物語を使うことで
関係構築ができ
それが組織になっていくのです。
関係構築ができるようになれば
新しい状況・環境・変化に対して
意思決定の方法がわかるので
エネルギーの方向性も
誘導できるようになります。
それらによって
ラルーの言うホールネス(=自己規定)や
セルフマネジメントが可能になり、
組織が大きくなっても集団知性として
持続的に新しく外を取り入れて
進化・発展ができる状態になっていきます。
人間は何を知り、何をやって
何を希望するべきか、
その教育体系を持たないと
ティール組織もリゾーム組織もできません。
現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
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