おはようございます、ノ・ジェスです。
毎月第3土曜日の20時から22時は
日本文明のアモールファティ
を広げる場として
「アモールファティ祭」を開催しています。
アモール・ファティとは、
哲学者ニーチェの言葉で「運命愛」を意味し
いかなる境遇であっても自らの生を深く愛し
自己の運命を積極的に肯定し
愛するという意味です。
今回は「アドラー心理学の弱点を射抜く
日本文明のアモールファティ」をテーマに
開催しました。
アドラー心理学は、
『嫌われる勇気』のベストセラーから
近年ブームが続いています。
その中であえて今回は
「アドラー心理学の弱点」は何なのか
アドラーを超えて
アモールファティを完成するには何が必要か、
のディスカッションを行いました。
弱点として
・心が一体何なのかがわかっていない
・正確な問題意識・根本問題を
Defineできなかった
・第一原因を無視して
その仕組みを説明できない
・観点の問題（共同体感覚が不可能）
・自分と自分の宇宙が存在する
（宇宙を消せない）
突破口として
・心の動きの言語化
・根本問題の発見
・第一原因（自他を生み出す出発）の明確化
・オール0化の勇気
・今ここ完全、今ここ歓喜
などが出ました。
コップで太平洋の海の水をとって
海のことを語るように、無限大の「心」のことを
分析して語ろうとするのが西洋心理学です。
アドラーは目的心理学を語りますが、
目的に向かう主体は
何なのかを語ることができません。
目的を追求するあなたは（私は）何なのか、
それが本当は一番知りたいのに、
Defineできずに
自分の目的にオールインしろといわれても
それができなくて
苦しんでいる人が多いのです。また
目的達成による課題解決は、野蛮です。
お互いの課題がみんな違うので、
自分の目的達成のために
相手が邪魔なら殺す残酷な歴史がありました。
問題解決能力の進化が大事です。
すべての問題を生み出す根本問題が
鮮明に規定できることで、
オール０化の勇気が生まれます。
オール０化できた時に、
第一原因＝純度100%の
心が鮮明にみえて、
それがなぜ脳を生み出すのか
心の動きがデジタル言語化されます
スクリーンの外からバックスクリーン、
映像スクリーンの関係がわかれば、
心の動きが言語化され、
今ここ完全完璧歓喜になれます。
他者の課題目的と自分の課題目的を分別して
自分に集中して、承認欲求・認定欲求から
自由になるだけでは、
共通土台をつくる方法が一切ないので、
共同体破壊が起こってしまいます。
日本は共同体完成にむかってきた集団です。
私は、
他人軸で共同体を大事にしながら頑張った
日本の文化・文明にリスペクトしています。
その上で、他人軸から尊厳軸に
ジャンプしようと言っています。
その観点からみた時に
他人軸ではなく自分軸で良いという考えは
退化にみえてしまうのです。
しかし、古い秩序にうんざりして
離れたいけれど、離れたら
どうみられるのだろうと思うことに対して、
嫌われてもいいからあなたの道を歩め
というリテラシーもできますね。
今までの心理学の限界を超え、
心の動きそのものになって
物質文明から精神文明を拓いていきましょう。