【20200804】令和哲学カフェ~連日開催中!1期テーマ「美学」No.48

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は、第48回令和哲学カフェが開催されました。

毎回多くの方に
ご参加いただき、ありがとうございます。

「ニーチェと哲学・観点」の4日目。

哲学・観点は
2つのテーマをセットにしているので
10日間かけて内容を深めていきます。

今回は「偶然と必然」について
WHT※を使って整理をしてみました。

COVID19が引き起こしている
パンデミックは偶然か必然か、
宇宙誕生は偶然か必然か。

そして皆さまが令和哲学と
出会っていることは、偶然か必然か。

偶然と必然で意見が分かれた時に、
自分が言った観点から自由になって
共通の結論を
見出すことはできるのでしょうか。

「偶然=必然」に融合できる
論理はあるのでしょうか。

偶然と必然に分けてみるのは、
脳の道具である言語です。

つまり、人間の言語が
統合できないように邪魔しているのです。

「偶然とは○○」
「必然とは○○」と暗記した言語によって
既に作られた考えの道には
考えを走らせることはできますが、
「偶然=必然」という考えの道はないので
走らせることはできません。

例えば「人間は必ず死ぬことは必然、
いつ死ぬかは偶然」という論理は、
身体を認識主体とする脳からみた
一般常識では成立するかもしれませんが、
それは、生も死もない
観点からみたら成り立たなくなります。

本当は偶然と必然は
100円玉の表と裏の関係のように、
お互いがないと成立しないものですが、
偶然と必然が同時に起きている
仕組みが説明できる言語が、
私たちのイメージの中に
ないことが限界なのです。

その大前提の限界をみないままに
考えの中にいる状態では、
考える道具(言語)自体が
分離をさせるので、
意見をまとめることができません。

心が何なのかわかって、
なぜ心がこの現実を生み出すのかが
わかった時に、解析の力で
状況を統制できるようになります。

ニーチェが言っている
「権力への意志」というのは、
政治権力のような権力というわけではなく、
いまここの全ての状況を統制する力、
尊厳権力として働くことが重要なのです。

次回は、偶然と必然のことと、
哲学の難題である
自由意志と決定論について整理していきます。

■※言葉の意味を解説する用語集ができました!
https://reiwaphilosophy.com/community/knowledge-base/words/

次回の令和哲学カフェは、
今夜8/4(火)21時から開催します。

どうぞお楽しみに!

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