おはようございます、ノ・ジェスです。
令和哲学カフェ6期、
5/10~19までの2週間は
特別企画として
若者共和国の立ち上げメンバーたちと
まったく新しい国づくり
「我らが行く道は」をテーマに開催します。
Dignity2.0若者共和国は
混沌とした時代において、
明確な問題意識と解決手段を持ち
新しい国づくりを提案・実践しています。
今の時代の危機や若者の現状を生む
背景となる近代国家の
原型・出発を深めていくため、
今回は資本主義・経済学の祖
アダム・スミスを取り上げました。
アダム・スミスが生きた
18世紀ヨーロッパでは、
絶対王政やイギリス産業革命による
急速な経済発展から社会的な貧困や
不平等・不自由な人間観への
共通の問題意識がありました。
そしてそれまでの重商主義のような
規制をかけない自由な貿易に加えて、
個人が利益を追求する競争の原理が
必要であるとしました。
「国富論」では、神の見えざる手として
市場経済において、
各個人が自己の利益を追求すれば
結果として社会全体に
適切な資源分配が成されるとしました。
しかし、現在トマ・ピケティの書いた
「21世紀の資本」では
資本主義の富の不均衡は
放置しておいても解決できずに
格差は広がると言われています。
ディスカッションでは、
富の不均衡や格差が広がると、今の社会に
どのような影響があるかを話しました。
変化を起こすために、植物・動物は進化、
人間は文化を選択しています。
文化はいかに
良い共同体をつくっていくかであり、
今までは経済成長・発展に走ってきました。
お金の論理で人間や自然までも商品になり
尊厳が破壊されています。
ものの観方が大きく深く
次元上昇する必要があります。
お金とはいったい何なのか。
人間の選択している文化の
究極のゴールは何でしょうか。
それは尊厳共同体です。
出発が平等であり自由であることは
言い換えればエントロピー0に戻ること、
一番早いスピードに戻ることです。
一番早いスピードは自由で平等で
アイデアと愛が溢れて
心が満たされた状態です。
そんな人が周りにどれくらい溢れているのか
が基準点になることです。
5人組をつくったのか、
25人組をつくったのか
それが信頼関係構築能力です。
戸籍を登録するように
鬱・自殺・殺人・戦争が出来ない共同体が
こんなに誕生したと登録するのが
本当の「国富論」だと考えます。
お金を制圧できる
信頼関係構築能力(スピード)が土台の
チームプレーでお金の循環が生まれることが
新しい資本主義です。
生命が無いお金に
価値基準を置くのではなく、
信頼関係構築能力に基準を置くのが
これからの教育経済です。
現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが1週間視聴可能になります。
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