【20250508】人類が優先して解体し脱構築すべきことは何か 令和哲学カフェNo.993

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週金曜日に開催される令和哲学カフェは
『私が1番好きな哲学者シリーズ』 として
ジャック・デリダ、フリードリヒ・ニーチェ、
菅原道真、マルクス・ガブリエルを取り上げ
令和哲学的整理で楽しく哲学できる
オンラインカフェをコンセプトに
開催しています。

今回のプレゼンテーター緒方淳さんより
ジャック・デリダについての紹介がありました。
デリダ哲学の根源として、
①差延②脱構築③歓待を取り上げていました。

「差延」とは、言葉は
他の言葉の違いによって成り立ち、
常にズレて遅れて届くという概念です。
「脱構築」は当たり前とされている考え方を
問い直し、読み直していく方法です。
デリダは条件付きの歓待ではなく
「無条件の歓待」という理想を提示しました。

ディスカッションテーマは「今の時代に優先して
解体し脱構築するべきことは何か」でした。
解体はオールゼロ化であり、
スクリーンの外から新しく再構築すべきこと
についてディスカッションしました。

5人の哲学者たちからは、
次のような意見が出ました。
①存在が動くことを解体して、
動きが存在させることを再構築する
②個人主義を解体して、
共同体主義に再構築する
③存在が動くアナログ言語を解体して、
動きが存在させるデジタル言語に再構築する
④今までの日本を解体して、
これからの日本を再構築する
⑤人間の概念を解体して、
新しい人間概念を再構築する

デリダは今が完全であることがわかるけれど、
体の目でみたら不完全にみえるので
「差延」や「無条件の歓待」と言いました。
今不完全なようにみえるのは
もっと美しい完全に気づかせるために
不完全があり、
不完全しかみえないから
解体して再構築するべきと提唱しました。

彼は今ここ完全・完璧になる道具や
言語を持っていませんでした。
不完全の世界に、後で完全がくると
差延や歓待と言ったのです。
nTechは完全をみる認識道具です。 
未来に逃げずに今ここで完全・完璧なのです。

今ここ完全・完璧を認識できる認識技術、
完全言語が誕生しています。
令和哲学カフェをはじめ、それを共有できる
仲間がいることは嬉しいことです。
間違いなく、心時代は日本から始まります。

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