【20200814】令和哲学カフェ~連日開催中!1期テーマ「美学」No.56

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は、第56回令和哲学カフェ
「ドゥルーズと尊厳」
1日目が開催されました。

毎回多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。

今回から、ニーチェ哲学の
現代バージョンのような、
最先端の現代哲学者であるフランスの
ジル・ドゥルーズをとりあげていきます。

「違い」の真の価値とは何なのでしょうか。

違いが全部なくなるとは
どういうことなのでしょうか。

なんのために
違いが生まれてくるのでしょうか。

世の中に「違い」がなくなって
同一化してしまえば
出会いや進化が生まれない、
けれども「違い」があるから
殺人や戦争が起きる。

違いと同一の問題は
哲学的な大きなテーマの一つです。

実は、この問題は
「本当の違い」を認識することが
できていないことが原因なのです。

「違い」を認識するためには、
どこからどこまでが共通で、
どこからどこまでが違うのかを
明確に認識する必要がありますが、
今までの人間は、
違いが認識できるフリをして、
わかっていないことが多いのです。

そこから「言語」を使って
概念で共通にさせてしまうので、
曖昧がベースになり
本当の違いがみえなくなってしまうのです。

これに対して、すべての概念、言語を
全部つぶして自由になることを
強調したのが、ニーチェやドゥルーズです。

概念も言語もない
今ここ0からスタートすることで、
やっと「本当の違い」を
認識することができます。

「本当の違い」を認識できた時に、
精子と卵子が出会って
全く形も違う、100年も生きる、
人間が生まれる
奇跡以上の上昇が起こります。

常にいまここ、単語一つも
新しく全てが生まれている状態から、
自分で単語や概念をつけるくらいに、
常に常に新しい世界を認識できる、
認識センスを得ることができるのです。

今までの認識を超える
世界との出会いは難しいかもしれませんが、
哲学を通過しなければ
AI時代に人間は無用者階級、
三流機械になってしまいます。

自分の不安恐怖のクリアもできず、
本当の自信感を持つこともできません。

不動の心から今ここの状況を統制し、
自らの人生を決定権を持って
生きるには哲学が必要なのです。

次回の令和哲学カフェは、
8/14(金)21時から開催します。

どうぞお楽しみに!

カテゴリー: 未分類 パーマリンク