おはようございます。ノ・ジェスです。
昨日は、第68回令和哲学カフェが開催されました。
毎回多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。
「フロイトと感情」2日目では、
フロイトについての解説から始めました。
フロイトによる
「無意識の発見」は大きな実績です。
それまで意識がすべてだと思った
哲学に対して意識の権威を破壊し、
無意識の概念を入れました。
彼は精神分析学によって
心理学のブームが起こる
きっかけをつくった
心理学の父ともいわれ、
近代哲学から
現代哲学に移動させることに
大きな貢献をしました。
フロイトは、
人間の考え・感情・行動を
支配統制するものが
①合理的理性ではなく無意識的本能
②無意識的本能、衝動によるものであり、
人間を動かすエネルギーを
リビドー(快楽、満足):性的本能衝動
タナトス(苦痛、渇望):死の欲望の
2つの対極的な
エネルギーで整理しています。
心の構造を、意識、前意識、無意識に分け、
意識の中には
「アイデンティティ」となる
先天的本能衝動の塊、
現実原理を優先する「自我」
社会文化的倫理道徳の模範が
内面化された「スーパーエゴ」があり、
アイデンティティと
スーパーエゴの葛藤により
抑圧された感情エネルギーが生まれて
現実化され、そこには
意識を生み出す「前意識」さらに
集団潜在意識、集団無意識である
「無意識」が働いていると言っています。
フロイトが言うように
「人間の行動は無意識的な
欲望に統制されている」のでしょうか。
もしそうであれば、
「どうしたら抑圧されている
感情から自由になれる」のでしょうか。
そして「抑圧されている感情を
統制するためには何が必要」
なのでしょうか。
フロイトは無意識の発見をしましたが、
ビン鳥※の外には出ていないのではないかと
私は解析しています。
精神分析学は、
ビン鳥の中の整理をすることはできますが、
それは体を主体とした
人間のエンジンに過ぎないのです。
ビン鳥の外に出て、本当の無意識である、
すごすぎる世界を発見したら、
ニーチェのように無意識を使って
勝負する生き方になると思います。
令和哲学では、
カルマエネルギーの手術として
感情手術をしています。
フロイトの精神分析と比較しながら、
また別の機会に共有したいと思います。
今の時代は、皆さま一人一人が
世界大統領になって、
この世界を一番美しい時代にするためには、
日本はどうすればいいのか、
その考えを持つことがとても重要です。
歴史最大の偉大なプロジェクトを
皆さまと共に取り組んでいけたら嬉しいです。