【20201007】喪失感とは何か? 令和哲学カフェNo.93

おはようございます。ノ・ジェスです。

一昨日は第93回令和哲学カフェが開催されました。
毎回多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。
今回で「ドゥルーズと令和哲学」2回目となりました。

皆さんは、自分の大事な人が突然いなくなった、
大事にしていた物・存在が消えた、
そういった経験はあるでしょうか。

では、その「喪失感」とは何でしょうか?
そして、喪失感を
どうやって超えればいいのでしょうか?

同じような事象が
生まれ変わっても繰り返されるというのが
ニーチェの永遠(永劫)回帰です。
ですから、大事な存在がなくなることを
永遠に経験し、その度にずっと喪失感に浸り、
大事な人がいなくなったことを嘆く
ということが永遠に繰り返されてしまうのです。

今あったものが消えてなくなってみえるけれども
違う形で生まれ変わっている、
だから、失うことはない、とドゥルーズは言います。
模様・形でみるから喪失感が生まれるのです。
模様・形のある表象の世界から
自由になることを主張しています。

令和哲学からみたら、
神より9000兆倍すごすぎる、
源泉的動き「1」そのものが夢をみているから、
本当は表象の世界も、非表象の世界も
すべてが分離不可能なのです。
喪失は脳の錯覚なので、
脳の観点をどう超えるのか、それが大事です。
なぜなら、出来事が大事なのではなく、
すべてが解析の結果物だからです。

苦しく、悲しい出来事を
歓喜に変えることができるような
意味を与えるためにはどう解析したらいいのか。
それは、表象の世界から自由になり、
完全認識を得ることで可能なのです。

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