【20240524】他者哲学、違い哲学を溶かすスイッチ一点とは 令和哲学カフェNo.927

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェ8期では
人間尊厳危機、AI時代、基準点0時代
新しい基準点を必要とする時代
自分の考えで考えたい
核個人時代を生きる心人間がつくりだす
「組織化、勢力化とは」「文化・文明とは」
を整理してきました。その上で現在は
今まで令和哲学カフェで登場した
哲学者たちの総まとめを行っています。

今回は緒方淳さんからエマニュエル・レヴィナス、
小林隆人さんからはジル・ドゥルーズの
プレゼンテーションがありました。

そして、ディスカッションでは、
AI時代に進化・発展可能な
共同体になるために
どんな条件をクリアしなければならないか、
を深めました。

レヴィナスは他者哲学、
ドゥルーズは違い哲学です。
西洋の存在論の特徴は、
他者より自分を優位とすることですが、
レヴィナスは他者に対して自我の優位性時代が
第一次戦争、二次世界戦争を
起こしたと主張しました。
他者を歓待する倫理哲学が必要と述べました。
そして、ドゥルーズは反復と言えば
同一性のイメージだけれど、
同じものはひとつもない、
違いだけがあることを主張しました。

では、他者と違いを
どうやって超えていけばいいのでしょうか。

そのカギは
真理そのものの自分になることです。
スイッチの一点を使って、
宇宙があるようにさせたり、
ないようにさせたり、
2が1になることが必要です。
このスイッチのオン・オフで
違いも他者も生まれます。

アイデンティティの特徴は何でしょうか。
それは、生きていることも自分、
死んでいることも自分、
生死を超越していることも
自分ということです。
生きていることは観点1個に固定すること、
死んでいることは観点が無限大になること、
そして生死を超越したら
観点がゼロになります。

こうしてアイデンティティを
自由に往来しながら拡張が起きるのです。
無限大の可能性が自分を証明するために
不可能性の自分をつくり、
脳機能と心機能を行ったり来たりすることが
スイッチ1個で可能となります。

他者哲学も、違い哲学も
シャープな哲学ですが2がある状態です。
しかし、本当に存在するのは
源泉動き「1」だけがある状態、不二の状態です。
スイッチ一点がわかることで、
他者哲学も違い哲学もバックアップでき、
他者の違いを尊厳軸で溶かす生き方が
できるようになります。

現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが一週間視聴可能になります。
ぜひお友達にもご紹介ください。

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