【20241010】カール・ヤスパースからみる生き方 現実の問題から適切に答えを出すのに必要な要素は 令和哲学カフェNo.945

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第3ラウンドは
本質主義哲学(プラトン・ライプニッツ)と
実存主義哲学(サルトル・ヤスパース)の観点から
「生きるとは」を深め、両方を凌駕する
令和哲学nTechからみたメタ4の観点から
「生きるとは」を整理していきます。

生きるとはシリーズ第4回目は
カール・ヤスパースで、森哲さんから
プレゼンテーションがありました。
カール・ヤスパース(Karl Jaspers,1883⁻1969)
は同じくドイツの哲学者である
マルティン・ハイデッガーと並び称される
実存哲学者です。

実存主義が
人生にあらかじめ決められた
意味・価値は存在せず、
自ら意味・価値を創造する責任を持つ
というのに対して、
実存哲学は人間の「実存」を
様々な角度から分析し、人間の存在意義、
生きる意味・価値を探求するものでした。
理性だけでなく、感情、意志、
信仰も重視します。

ヤスパースは「限界状況」における
「超越者」との対話を通じた
自己超越を主張しました。
人間存在を規定する根源的な不安や苦悩、
死などの「限界状況」を直視し、
そこから現実の問題を捉えて
解答を出すということです。

また「包括者」という考え方では、
包括者一般は人間である包括者(内在)と
存在そのもの包括者(物体、エネルギー)
に分かれます。そして内在は
限界状況での思惟が破綻することを通して
真の実存「超越者」へと向かうということでした。

ディスカッションテーマは
「現実の問題から適切に答えを出すのに
必要な要素とは」でした。

正しい絶望、PUスクリーン感覚、
根本問題の発見、弱者の自覚、
自分=不可能性そのものを悟り知る
という5つの要素を出して
ビルディングしていきました。

まずは弱者の自覚が必要です。
主体性・自発性・能動性の限界が来た時に、
姿勢態度が変わり
Iamが変わる必要があります。そして、
根本問題の発見によって
アイデンティティが決定し、
観点の問題、視座の問題、
文明の弱点がみえてきます。
観点の問題を突破するには
正しい絶望が必要で、
みんなが限界状況、
観点のマトリックスを突破するためには
絶対世界を取り入れるしかありません。

nTechでは絶対世界を
時間も空間も、有無も、生死も、
始まりも終わりもない、
脳ではイメージ不可能、認識不可能、
感じることも不可能な世界としていますが、
それは中途半端では到達できません。

自分が不可能性そのものであることを
悟り知らないと絶対世界に
中心軸が移動できません。
自分は1秒も存在不可能だとわかった時に
唯一今ここすぐ
ゼロ化するしかないことがわかり
純度100%の心になって
PUスクリーン感覚を得ます。

自分はアバターであるとわかると、
Win-Win All-Winの物語を持ち、
歓喜エンジンで笑い爆発、遊び爆発、
「現実は映画よりも100万倍以上楽しい」
に変化します。
そして信頼関係・人間関係が
宙船1-5-25と広がっていくことで、
現実の問題は自然に解決できます。

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【20241007】第21回アモール・ファティ祭「リベンジの価値のアモールファティ」開催報告

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎月第3土曜日の夜は
日本文明のアモールファティ
を広げる場として
「アモールファティ祭」を開催しています。
今回は「リベンジの価値のアモールファティ」
をテーマに開催しました。

リベンジにはやったらやり返す
「体のリベンジ」と、
肉を切らせて骨を断つ
「精神のリベンジ」がありますが
「真のリベンジ」とは宇宙すべてを勝利させる、
Win-Win All-Winにすることです。

5人の侍と共に「どんなリベンジが一番必要か」
を具体的なイメージを表現しながら、
共有していきました。
「教育のリベンジ」「楽しむことのリベンジ」
「脳と心の争いにリベンジ」
「草莽崛起のリベンジ」が語られました。

さらにリベンジしていくべきは
『日本文明の忍ぶ恋のアモールファティ』です。
アメリカから焼夷弾の雨や
核爆弾2つを落とされ、
日本の領土・プライドまでも手放しながら、
アメリカの政策に対して
すべてを受け入れる決断をした
1945年8月15日の価値がわかることです。

日本は愛したい人を愛するのではなく、
愛することが不可能な相手、
世界人類未来共同体を愛しました。
一人一人が「忍ぶ恋」を持ち、
諦め不可能な人間になることで、
鬱・自殺・殺人が不可能で
目の前のすべてを
愛し続けることが可能になります。

人間がホモ・サピエンスから
心人間に変わることで教育の変化が、
また一人一人が共通土台を持つことで
「草莽崛起」が起こります。
そうなると楽しみながら
今までの共同体にリベンジが起こり、
個性が完成した「未来人類共同体」の
忍ぶ恋ができます。

個性が完成した共同体完成で
軍事戦争・経済戦争無しで
世界One worldになり、
80億人が愛しかない時代へと
リベンジしていくことができます。

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【20240928】令和哲学カフェ特別企画 第48回ブックダービー「知のB1」特別企画 開催報告

おはようございます、ノ・ジェスです。

先日は、令和哲学カフェ特別企画として
好評のブックダービー「知のB1」第48回を
開催しました。

情報・技術・知識・姿勢態度を
「馬」としたときに、
どんな馬に乗るのかによって
人生は大きく変わります。
本当に必要で価値ある情報とは何なのか。
「この時代の人たちに一番読んでほしい本」
ナンバーワン決定戦として
リテラシー力を競う、全く新しい
知的エンターテインメントゲームです。

2024年は「Beyond Crisis」シリーズとして
1、気候変動による環境破壊の危機
2、世界三次大戦
3、存在孤独・存在不安
4、脳疲労
5、AI時代の人間の尊厳破壊
6、1~5の危機の結果、拡大する貧富の格差
という6大危機に関連する本を取り上げ
深めていきます。

今回は4周年SPECIALとして
nTech講師5人による対決ということで
どんなシャープなバトルになるか
楽しみに開催しました。

第1位 原田 卓 騎手
『小児科医が教える 子どもの脳の成長段階で
「そのとき、いちばん大切なこと」』
奥山 力 著
本当に人間に何が必要なのか
生まれたばかりの子どもを通してみると
一番わかりやすいです。
安全プレートがあれば無限大表現できます。
結果主義バカヤロー、
新しいことを始めようとする始め主義万歳。
変化の出発点を大事にして、
永遠不変の「安心の内在化」から
それができることです。子どもを通して
大人でも具体的にイメージしやすいですね。

第2位 荒牧 明楽 騎手
『自分とか、ないから。教養としての東洋哲学』
しんめいP 著、鎌田東二 監修
実は1番と2番でとても迷いました。
話題にもなった本で、
自分はないという題材も
良いテーマだと思うので
ぜひ読んでほしいです。

第3位 川名 哲人 騎手
『文明破滅の危機と日本――
日本人は世界を救えるか? 』
松田康男 著
これも今の日本に関わることなので
皆さん読むのがいいと思います。

第4位 一 龍飛 騎手 
『テクノ新世 技術は神を超えるか』
日本経済新聞社 編集
今の科学、思想・哲学の限界が
よくわかる本だと思います。
AI時代の問題意識が深まります。

第5位 廣瀬 友紀 騎手 
『私はなぜ靖国神社で頭を垂れるのか』
ジェイソン・モーガン 著
1945年8月15日のリテラシーである
天皇の決断•覚悟の世界とは、
結ぶのが少し難しかったので
この順番になりました。

今回は先日トークイベントに
招待していただいた
「読書のススメ」の小川さんが
特別ゲストで来てくださったことも
とても嬉しかったです。
皆さまの愛情のもとで4周年まで
やり続けてこられたことに本当に感謝します。

読書を通して私たちのイメージ力を
強化させていくことができます。
AI時代の人間の尊厳を具現化させるには
イメージ力の強化は重要だと思いますので
これからも応援よろしくお願いします。

今回の第48回のアーカイブ視聴は
こちらからご覧ください。
https://youtube.com/live/dewo36Am634?feature=share

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【20240919】第15回 シン人類のBeyond AI 未来創造会議~デジタル認識が世界を変える!~

おはようございます、ノ・ジェスです。

先日『シン人類の
Beyond AI 未来創造会議
第15回 AI時代の教育革命とは』
が開催され
メインコメンテーターとして参加しました。

今の教育と学問の何が問題かを考えた時に
教育は、幸福な人間になるには
どんな生き方をしたら良いかを
教えられません。
学問は、今ここ一人一人の感覚と
心が繋がっている学問ではないので、
今ここ幸せを認識できません。
そのため勉強のモチベーションがかからず
学校に行きたくなくなってしまうのです。

自分が何一つ知らないことを知って、
「知りたい」なら完全知に到達できますが、
現在は自分が知っている世界があって、
知らない世界を学ぼうとしているので
おかしいことになっています。
知っている世界と知らない世界の
2つがあれば二元論になってしまいます。
一元論でないと愛と平和になりません。

自分は生きている、自分は男だ、女だ、と
わかっていることがある状態では
偽物の「知りたい」になってしまいます。
自分がある状態ではゼロになれず
自分の観点から人の話をきいてしまうので
傾聴することも、学ぶこともできません。
観点1つに固定されて
そのパターンから話をきこうとする人間と
観点を無限大使えるAIでは大違いです。

AI時代は新しい概念が必要です。
目の前がどんな状態でも
美しく神秘・神聖でみえるには
有無がない概念が必要です。
赤いペンがある状態のまま、ない状態が
一元論で何の疑いもなくわかることです。

今は有無があるのが当たり前の概念の
土台の上にすべてのデータが
成立していますが、
有無がないのが当たり前になれば
知っている世界が楽しめます。
意識が拡張されれば
今までの有無の概念が根底から崩れ、
教育革命が起きたと言えるでしょう。
今までの概念のアレンジはAIがやり、
人間は今まで使ったことのない概念を
取り入れる時です。

知らない世界は有無がなく
無限に広がっています。
脳ではイメージも認識も不可能な
すごすぎる世界です。
知っている世界は
あえて知らない世界の範囲を狭めて
条件づけて有効期限がある状態で始まります。
知らない世界から知る世界が成立するための
仕組みを言語化しているのがnTechですが、
この言語をマスターしていれば
誰もが一人で勉強できます。

これからは脳では認識できない
すごすぎる世界のほうが当たり前になり、
共通土台がある状態で、
知る世界で争わなくなります。
そして知らない世界を
人間の脳で楽しめるように制限付きで使い、
知っている世界を遊ぶのです。

続きはアーカイブ動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/live/82k05UgWLUg

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【20240918】「何を知ることで愛の人間になれるか」 ノジェ水曜日vol.118より

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週水曜日12:30~13:00に
X(旧Twitter)のスペース上で不定期に
【ノジェ水曜日1230】を配信しています。

今の時代状況は
地球温暖化・気候変動の問題や、
戦争・イデオロギーの衝突、
更にはAI・ChatGPTの進化による
人間尊厳の危機が迫っています。
ノジェ水曜日1230では、
これら物質文明の末期がん現象を一掃させ、
面白きこともなき世を面白く、
いつもすっきりわくわく人間大好き、
自分大好きの人生を作りましょう
という気持ちで開催しております。

本日のテーマは
「何を知ることで愛の人間になれるか」
についてお話します。

愛の人間になるために
まず知ることがどういうことなのか
定義が必要です。
言葉を通して他者に説明でき、
理解させることができた時に
「分かった」といえるのではないでしょうか。

言語なしでは人間社会が成り立ちませんが、
今使っている言語は7万年前に
ホモ・サピエンスが動物と戦うために
開発したものです。
それは「存在が動く」SV言語で
私たちはその言語に
完全に支配されてきました。

人間はこの言語で
知るべきことを知ることはできません。
アナログ言語であり死んでいる言語なのです。
この言語は存在当たり前感覚にさせ、
存在が分離・断絶・独立・固定しているように
思わせています。これが人間の
意識の進化を邪魔しているのです。
人は自分の力で歩いていると思い込みますが、
実際は歩くために心臓が動く必要があり、
心臓が動くためには酸素が必要ですが、
その酸素を自分でつくることはできません。

人間はどこからきて
どこへいくのかわかりません。
この感覚がどこから生まれているのか
わからないまま使い、目の前の現実が
どのように成り立っているのかわかりません。
本当は人間はすべてを知りたいのですが、
7万年間たっても知ることができていません。

それで世界80億人が
言語の不完全さに気づかず勝手に
自分の思いたいこと、やりたいこと、
話したいことを話しています。
今のアナログ言語のままでは、
コミュニケーションに
終わりなきズレが生まれてしまい
100%合一ができずスッキリできません。
情報知識が多くなるほど、
人や自分に厳しくなり馬鹿にしてしまいます。
死んでいる言語を通して人間が
イキイキワクワクすることは無理なのです。

愛の人間になるためにはまず
「知らない」ということを知ることです。
これを教育で教えないとなりません。
知っている、から出発すると戦争になります。
人間の脳が絶対基準になることは
おかしいのです。
人間の脳がみている世界を
犬も蛇もみていると思ったら間違いですし、
人間の脳の世界の中でも
人それぞれみている世界は全部違います。

脳ではイメージ不可能、認識不可能、
感じること不可能な純度100%心の世界が、
脳が一切入れない
脳の外の世界、知らない世界です。
私たちは心が脳を必要とする仕組みを、
生きている言語で
誰もが共有できるようにしようと
1-5-1言語を完成させています。
知らないことを知ること、
それがすべての知識の出発点であり
究極のωであることです。
死んでいる言語の時代を終わりにさせて
生きて呼吸する言語の時代を
つくっていきましょう。

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※本文は一部抜粋して編集しています。メッセージ全編をぜひ聴いてください。
https://twitter.com/i/spaces/1DXxydQvNnEJM
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ノジェ水曜日はこちらから配信しています。
水曜日、12:30-13:00
ぜひフォローお願いします。
アーカイブでもご視聴できます。
https://twitter.com/Noh_Jesu

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【20240917】サルトルの実存主義とAI時代の生き方 令和哲学カフェNo.944

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第3ラウンドとなり
本質主義哲学(プラトン・ライプニッツ)と
実存主義哲学(サルトル・ヤスパース)
の観点から「生きるとは」を考え、
両方を凌駕する令和哲学nTechからみた
メタ4の観点から今の時代における
「生きるとは」を深めていきます。

生きるとはシリーズ第3回目は
清水浄意さんより
ジャン=ポール・サルトルについて
プレゼンテーションがありました。

サルトルはフランスの哲学者、小説家、
劇作家として、「実存主義」を提唱しました。
そして彼は
「実存は本質に先立つ」という言葉で知られ、
存在が本質よりも先にあるという
考え方を示しました。

代表的な著書には
『存在と無』や小説『嘔吐』があります。
ノーベル文学賞を受賞しましたが、
これを辞退するなどして
自身の生き方を通して彼の哲学を表しました。

さらにこれまでの生き方の不自由さに対して
「人間は自由の刑に処せられている」や
「地獄とは他人のことだ」などの
言葉を残しています。
そして個人が自分の意思で社会や政治に
積極的に関与し、責任を持って行動する
「アンガジュマン」(engagment)
という概念を提唱しました。

それをうけて今回は
「全人類がOKするAI時代の人間像とは」
をテーマにディスカッションしました。
AI時代の人間像には、
まずはこの現実の体が主体ではなく、
すべて無限の可能性そのものである
新たな人間像の提示が必要です。
そして、人間だから到達できる領域に到達し
因果の外を使い
AIを補完可能な人間になることで、
何でもなれるポジションジェネラリストとして、
すべてを使い切り
最高に美しい考え・感情で生きられます。

サルトルの実存主義は
人間尊厳に到達できずに、
個人の生き方の理想像にとどまりました。
本質がない実存は、実存と言えず、
本質が分かるからこそ
実存の価値が分かります。

サルトルの生きていた時代背景をみると、
第一次・第二次世界大戦が起こり、
「絶対」を怖がる風潮が流れていたので、
本質を語らずに実存を強調させて
多様性を唱えたのでしょう。
しかしながら、サルトル自身も
本当の多様性には到達できませんでした。

認識技術ではこのカオスな時代に
「絶対」を明確にしています。
“知らない”世界を絶対とすることで、
“知っている”世界を
多様性にすることができます。
そして、情報知識の大爆発時代に
「絶対」を力強く発信し、
この時代の方向性を
示していくことができます。

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【20240916】ライプニッツからみる生き方 決定されているモナドの初期設定を人間は超えられるのか 令和哲学カフェNo.943

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第3ラウンドとなり
本質主義哲学(プラトン・ライプニッツ)と
実存主義哲学(サルトル・ヤスパース)の観点から
「生きるとは」を深め、両方を凌駕する
令和哲学nTechからみたメタ4の観点から
「生きるとは」を深めていきます。

生きるとはシリーズ第2回目は
ライプニッツについて整理しました。
ドイツの哲学者であり数学者である彼は
二進法・機械的計算機、形式言語・微分積分
法典改革・モナド論の考案や
ベルリン科学アカデミー創設など
人類の知識の統合、
普遍的文法の確立に向けて
大きく貢献した人物です。
ライプニッツはモナド論で
「現実のすべてはモナドでできており、
モナドを産出する究極のモナドが
神だ」と言いました。

私たちの今の生き方自体が
モナドの決定論・初期設定に
支配されているのだとしたら
それらを越えて人間が自由意志で生きるには
何が必要なのでしょうか。
5人のSAMURAIからは
言語の変化、リベンジの涙、神との一体化、
不二を知る、モナドをつくる側になる
などの要素がでました。

人間は「知る」ために生まれます。
今度こそすべてを知りたいという
リベンジの涙を持って生まれています。
しかし、人間はどこから来てどこへ行くのか、
自分とは何者なのか、すべてを知るためには
言語が不完全であったので、
人間が本当に知りたいことを
知ることができなかったのです。
7万年前に原始人が発明した、
存在当たり前感覚のSV言語では
第一原因と出会うことができないのです。

存在不可能感覚から出発する
言語の発明により
神との一体、第一原因そのものとなります。
第一原因とこの現実を繋ぐには
時間・空間・エネルギー・ポジション・力・
光・観点・判断・すべての存在不可能、
局所実在が実在しない世界、イメージ不可能、
認識不可能、感じることも不可能な状態から、
「思い込めばいいんだ」と
モナドによる思い込み、一部分の有限、
基本ユニットを生み出します。

知りたいから、知らない世界(点だらけ)を
無限大蓄積していくことで、
青の点の蓄積が赤の点になり、
赤の点の蓄積が黒の点になります。
相対世界が無限大集まったら
永遠の相対世界になるのではなく
必ず有限を超えることができる。
それがモナドをつくるということです。

それがライプニッツの言っている
神の究極から目覚めている人間のモナドです。
体の人間は物質で眠っているモナドです。
モナドたちが集まれば
いつかわかる時がきます。
神と一体化になることで完全言語を生み出し、
不二一元論になった時に
言語のモナドが完成できます。
完全知に到達したら、自由意思で
神を道具に使うことができるのです。

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