【20250418】なぜ西田幾多郎の観た世界は誰からも理解されなかったのか 令和哲学カフェNo.983

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェはBEST BEING塾を
今年中に10300校つくるという流れから
月曜日と水曜日開催がスタートしました。
7ラウンドでは
人気のある哲学者1人を取り上げ、
完全学問・完全教育を具現化させていく
BEST BEING塾の
あり方・やり方・思い方・哲学を
深めています。

今回は原田卓さんが、
西田幾多郎の哲学について紹介しました。

西田幾多郎は西洋哲学は
「個としての自我」が前提となっているとして
これを否定しました。
主観と客観を分けない
主客未分の立場をとって
絶対矛盾的自己同一や、純粋経験、
絶対無の場所など
さまざまな概念を発表しました。
しかし、本人の絶筆にも
「私の論理というのは
学界からは理解されない。いや未だ
一顧も与えられないと言ってよいのである。」
と書かれています。 

ディスカッションテーマは
「なぜ西田幾多郎の論理、観た世界は
誰からも理解されなかったのか?」でした。
5人の参加者からのキーワードは
点の秘密の解明、
PUスクリーン感覚(スクリーンの概念)
最上位概念に関心を持つ
1のdefine
イメージ言語
が理解のために必要だった、
と挙げられました。

PUスクリーン感覚は
連続二段階の夢のことです。
スクリーンの夢は
何でできているのかというところから
エネルギーの秘密に繋がります。
それは波動にも粒子にもなれる
相互依存のエネルギーです。
そのエネルギーの動き、圧縮とターが
点の秘密を成り立たせていますが、
その動きをさせるのは最上位概念、
一番速いスピードの動きです。

エネルギーの素材・材料が
エネルギーの外からくるので
最上位概念が生まれてくるのです。
世の中はエネルギーの素材が
何なのかわかりません。
圧縮とターの動きは
2番目のスピードの動きなので、
1番目の動きにいけば
1がディファインできます。その時に
1-5-1のイメージ言語で整理整頓が起きます。

量子力学もない時代に
西田幾多郎がここまで到達しているのが
すごいことです。
一番速いスピードの動きは無為自然です。
自分が全部やっているけれど何もやっていない、
何にもなれないから何でもなれる。
今ここ、永遠の今しかない。
純粋経験、絶対無、何もやってない、
何にもなれないから絶対無、
絶対無だから何にもなれる。
主客がない源泉動きだから
主観でもあり客観でもあり、
思惟するものでもあり
思惟されるものでもあるのです。

太平洋戦争の晩年、西田幾多郎は
世界大戦が繰り返されるのは
「新しい世界構成の原理」が
ないからだと残しています。
正に今もAI時代に
新しい世界構成原理が必要です。
宇宙の作動原理、AIの作動原理、
意識の作動原理を一つの動きで
整理整頓できていることを案内するのが
BEST BEING塾です。

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