おはようございます。ノ・ジェスです。
一昨日は令和哲学カフェ特別企画として
好評企画・ブックダービー“知のB1”
2回目を開催しました。
情報・技術・知識・姿勢態度を
「馬」としたときに、
どんな馬に乗るのかによって
人生は大きく変わります。
本当に必要で価値ある情報とは何なのか。
どの馬が一番この時代に必要な本なのかを競う
全く新しい知的エンターテインメントゲームです。
今回のブックダービーも非常に接戦でしたが、
ブレイディみかこさんの
『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』
を1位とさせていただきました。
あらためて、この時代の課題とは何でしょうか。
少子高齢化が進み、
未来に対して希望を感じることができず、
今までの文明を牽引してきた科学技術も
コロナウイルスの登場で無気力になっています。
今回の1位の作品の中で
「シンパシーではなくエンパシー」
という言葉が出てきます。
私はこの「エンパシー」が
大事なキーワードであると思いました。
人間の悲惨・残酷・屈辱を理解できること、
そして、
この作品でも皮膚の色の違いという
中心テーマで扱われていますが、
「違いの問題」をどう解決するのか
という課題は、
この時代にとって重要なテーマです。
また、私は25年間
ジャパンミッションを語ってきましたので、
日本がやってきたことの価値が
評価されないことへの悲しみを感じています。
帝国主義については批判され
問題もあるかと思いますが、
日本は意思決定構造をもち、
自分たちで力をつけて近代化することで、
アジアの尊厳を代表し
十分に頑張ってきました。
そんな日本に対する理解とエンパシーが
この時代には必要だと感じています。