おはようございます。
Noh Jesuです。
このメールマガジンでは、「和の産業」「悟りの産業」を実現するためのキーワードを、毎日発信しています。
日本が長期沈滞を克服し世界の希望になるために必要な4つ目は、「判断基準」です。
文明の発達の背景に常に隠されていた課題が実は「判断基準の問題をどう解決するのか」でした。
判断基準の問題とは、
1. 人間は一人ひとり皆、判断基準を持っている。
2. その判断基準は皆バラバラで違う。だから摩擦や衝突が絶えない。
3. けれど、判断基準を無理矢理同じにしたらもっと問題。ロボットやファシズムになってしまう。
4. そもそも、判断基準は皆、不完全である。
5. それにも関わらず、皆、「自分の判断基準が正しい」と無意識に思い込んでいる。
というものです。
古代中世は、王様や権力者が「暴力」を使って判断基準を統制し、産業革命以降の近現代は、経営者や政治家が「財力」や「権力」をもとに判断基準を統制しています。しかし、「力」による強制的な方法では、人間のやる気を喚起し、アイデアが溢れ、喜びと感動を創造するのには限界があるのです。
この判断基準の問題を根本から解決するためには、根本判断基準の観点固定から観点を移動させることが必要です。それは暴力や財力、権力のような「力」に依存するものではなく、「愛」によるものであり、観術が案内している「観点の次元上昇」の世界です。