おはようございます。ノ・ジェスです。
昨日は、第17回令和哲学カフェが開催されました。
いつも多くの方に
ご参加いただきありがとうございます。
一昨日から「尊厳」がテーマになっています。
尊厳というと、
「尊厳死」という言葉があります。
自分の力で
呼吸や心臓を動かすことが不可能で、
人工呼吸器をつけて
生命を維持している状態の人に対して、
勝手に呼吸器を外したら
殺人罪に問われてしまいます。
尊厳死の法制化を
要求する動きもありますが、
皆さんは、自分が今、人工呼吸器を
付けている状態であるとは思いませんか。
どういう仕組みで
自分の肺が呼吸のために動き、
心臓が動くのか、
イメージがわからないままで
無意識にやっている。
体自体が機械のように
条件反射で動いているのです。
機械といっても人工知能と比べたら、
三流機械にもなれないくらいのレベルで、
近い未来は無用者階級に
なってしまうともいわれています。
本当に今の生き方でよいのでしょうか。
今の生き方は
人工呼吸器をつけている状態と
変わらないのではないのでしょうか。
生きるとはそんなものなのでしょうか?
尊厳をもって生きるには、
まず、自分が機械のように
条件反射しかできない状態であること、
人工呼吸器をつけている状態と
同じであること、
ビンの中にいる鳥のような
現在地であることを知ることが大切です。
このことは、
実は私たちがとても悲惨で
残酷で屈辱的で、
自分が何者か知らないまま、
無理やり何かのために頑張るような
状況に置かれていることに
気づかせてくれます。
自分が何者かわかって
すっきりして生きられるには、
ビンの中の思い込みの主体で
生きるのではなく、
本当の認識主体が
心の動きをマスターすることです。
心の動きをマスターすることが
心の時代であると
令和哲学では言っています。
次回は6/18(木)21時から開催します。