【20201111】人から悩み相談を受けても解決が難しい理由とは 令和哲学カフェNo.116

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は第116回令和哲学カフェ
「ウィトゲンシュタインと令和哲学」4日目
が開催されました。
毎回多くの方にご参加いただき
ありがとうございます。

今回のWHTのテーマは
「人から悩み相談を受けても
解決が難しい理由とは」
でした。

悩みの相談者と相談を受ける側で
ズレがおきてしまう問題には、
みえる世界と言葉で話す世界では次元が違う
ということが大きく関係しています。
言葉で話すこと、聞くこと、言葉を受け取ること
の間には大きなクレバスがあるのです。
だから、コミュニケーションすればするほど
誤解が起きてしまいます。
そのため、
語りえないことについては沈黙しろ
とウィトゲンシュタインは言っているのです。

そして、何よりも、
悩みの根本原因に無知であること
をわかる必要があります。
悩みを解決したいと思っても、
基本的にすべての答えを
明確にわかっている状態でなければ
悩みを解決することは難しいのです。
人間とは何なのか、どう生きればいいのか、
なぜ生きるのか、どう生きるのか。
それがわかったときに
時間・空間・存在が消え、
すべてがオールクリアになります。
心を常にそこに置いて出発することで、
今ここの価値が明確にわかります。

ビン鳥※の中と外を自由に往来できる、
源泉的動きそのものにならなければ、
生き方にも共通土台がないので、
コミュニケーションはずれていく一方です。
これからの時代は、1間点でものごとをみる
完全観察システムを使うことで
コミュニケーションの課題を
解決する必要があります。

※用語集はこちら。
https://reiwaphilosophy.com/community/knowledge-base/words/

次回の令和哲学カフェは
11/11(水)21時からです。お楽しみに。

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