【20250227】「脳疲労の限界は突破できるのか?」 ノジェ水曜日vol.110より

おはようございます、ノ・ジェスです。

水曜日12:30~13:00に
X(旧Twitter)のスペース上で不定期に
【ノジェ水曜日1230】を配信しています。

今の時代状況は
地球温暖化・気候変動の問題や、
戦争・イデオロギーの衝突、
更にはAI・ChatGPTの進化による
人間尊厳の危機が迫っています。
ノジェ水曜日1230では、
これら物質文明の末期がん現象を一掃させ、
面白きこともなき世を面白く、
いつもすっきりわくわく人間大好き、
自分大好きの人生を作りましょう
という気持ちで開催しております。

本日は「脳疲労の限界は突破できるのか?」
をテーマにお話します。

現在めざましいスピードで
AIの研究・進化が進み、5年後10年後には
人間の知能をはるかに超えた
AGI・ASIが登場するといわれています。
人間は日常的に膨大な情報にさらされ、
体をどんなに休めても疲れが取れない・
何のアイデアも生まれないといった
脳疲労が社会現象にまでなっています。

ストレスと脳の疲れは違います。
ストレスは自分では
コントロールできない環境や状況により、
身体的・心理的な緊張状態が
本人にも分かるレベルで起こるものです。
一方、脳疲労は自覚症状があまりなく、
自分では気付かないうちに
疲れが蓄積していきます。

この問題を解決するには、
根本の点を明確にすることが大事です。
脳機能をブレーキ、
心機能をアクセルに例えると、
人間はブレーキとアクセルを
同時に踏んでいる状態です。
同時に踏めば、ブレーキ機能にアクセル機能は
完全に負けてしまい進むことができません。
このブレーキとアクセルを
分離・分解・蒸留することが重要です。

どれだけ休んでも疲れが取れないのは、
休んでいるのが体だけであって
脳は休んでいないからです。
実は、体が休んでいる時も
脳は働いている状態なのです。
人間の使うエネルギーの20%を
脳が使っていますが、そのうちの60%~80%は
デフォルトモードネットワークが
働く時の消費です。
つまり、休んでいる時にも
雑念が起きることで
脳のさまざまな回路にエネルギーが走り、
脳は働いているのです。

nTechでは
究極に人間のエネルギー効率がうまくいけば、
0.7%ですべてのことをオールクリアして
目的知・完全知・無為の知に
到達できると考えます。

これら目的知・完全知・無為の知は
第一原因、純度100%心の動きです。
目の前の現実は多様な模様・
形があるようにみえますが、
時間も空間も存在もエネルギーも
1つも実在しないことを
明確に認識できることです。
その状態になることで、
因果論理から完全に自由になれます。

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【20250226】日本的霊性的自覚を完成させるための条件とは 令和哲学カフェNo.966

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェはBEST BEING塾を
今年中に10300校つくるという流れから
月曜日と水曜日開催がスタートしました。
7ラウンドでは
人気ある哲学者1人を取り上げ、
完全学問・完全教育を具現化させていく
BEST BEING塾の
あり方・やり方・思い方・哲学を
深めています。

今回は大場龍夫さんから
鈴木大拙哲学の
プレゼンテーションがありました。

鈴木大拙は
令和哲学と共通点のある哲学者です。
その中でも、「日本崩壊の重大原因は、
われらのいずれもが『日本的霊性的自覚』が
欠如していたことにある。」
という言葉を残しているように、
「日本的霊性的自覚」という思想に
非常に共感しました。

そこで、今回のディスカッションでは
「日本的霊性的自覚を
完成させるための条件とは」
をテーマに深めていきました。

日本的霊性とは何でしょうか。
私は、「霊性」と「日本的霊性」には
違いがあると感じています。
「霊性」は、令和哲学における
「霊魂の自由主義」であり、
「日本的霊性」は令和哲学における
「霊魂の進化主義」と解析しました。

今までの日本は、
共同対完成にすべてを捧げてきたので、
強い国家へ成長できたのです。
しかし、個性完成には関心がなかったため、
敗戦国となってしまいました。
ですから、これからの日本は戦わず勝利する、
勝算のビジョンが必要です。
それが教育チャンピオンになることなのです。

戦争不可能な人間に教育するためには、
宇宙森羅万象には共通点があることを
教えなければなりません。
それは、「存在が動く」ということです。
存在とは、分離、断絶、固定、
独立することであり、不完全性、有限性、
依存、孤独、孤立、不安、不平等、不満、
不信、疑いに繫がります。

そのため、この問題を解決するために
誕生したのが仏教やキリスト教といった宗教、
そして科学なのです。しかし、これらは
存在を否定するための道具ではありますが、
どのように存在が生まれて、消えていくのかを
説明することはできません。

そのため、人類は
戦争を生み出す原因を解消し、新しい秩序を
生み出すことができていないのです。
存在が動く言語を完全に制圧するためには、
存在を否定するだけではなくて
存在を表現する言語が必要です。

存在の要素命題の最小単位を
規定することに成功したのが、完全言語です。
この言語によって「存在が動く」のではなく
「動きが存在させる」ことが明白になり
知っている世界に束縛されることから
解放することができ、
完全知、目的知に到達することが
可能になりました。
この言語はすでに
日本で発見、発明されています。
ですから、日本は間違いなく
教育チャンピオンとなれるでしょう。

共同体が完成できている日本に
唯一足りなかったのは個人の完成です。
完全学問、完全言語を道具に
個人が完成できれば、
自然に日本の天下統一の道が開けます。
そのために、個人完成した人たちで
BEST BEING塾1万300個をつくることで、
戦わずして勝つミラクルを
起こしていきましょう。

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【20250225】アモールファティ(運命愛)を可能にする条件とは 令和哲学カフェNo.965

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェはBEST BEING塾を
今年中に10300校つくるという流れから
月曜日と水曜日開催がスタートしました。
7ラウンドでは
人気ある哲学者1人を取り上げ、
完全学問・完全教育を具現化させていく
BEST BEING塾の
あり方・やり方・思い方・哲学を
深めています。

今回は原田卓さんから
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
のプレゼンテーションがありました。

ニーチェは、既存の概念を否定して
根本から覆す哲学者として
新しい概念を提供しました。
神の奴隷となる生き方を否定し
死んだら天国にいくあの世の物語ではなく、
この世の物語を提供、
無への意志ではなく、力への意志、
消極的ニヒリズムではなく、
積極的ニヒリズム、
末人ではなく、超人、
ルサンチマンではなく、アモールファティ
というように奴隷道徳から英雄道徳を示し、
生の絶対的肯定を説きました。

いかなる運命も
その必然性を肯定して愛するという
アモールファティは可能なのでしょうか。
どうすれば実践できるものなのでしょうか。
「アモールファティを可能にする条件とは」
をテーマにディスカッションしました。

条件のキーワードとして
「真の還元」「1のDefine」「正しい絶望」
「生きたままで死ぬ」「PUスクリーン画面」
などが出ましたが、この5つを
溶鉱炉に溶かして1つの表現にするならば
「個性完成・共同体完成」です。

ニーチェは文学的で
詩的な表現にたけていたので
人の感情を動かし、広く影響は与えましたが、
ヴィトゲンシュタインのように
数学・物理学までも統制する
要素命題の最小単位までの
探究にはいきませんでした。
ジーザスをモデルとしているかのような
英雄道徳のレベルでは神を超えることは
難しいのです。
宗教の神より9000兆倍すごすぎるのが
源泉動きであり、その源泉動き1-5-1を
道具に使うのが人間の尊厳です。

目の前の現実が
自分しかみることができない
目をあけてみる夢であると
認識できることが重要です。そして
時間・空間・ポジション・エネルギー・力・
光・観点・判断すべてがオール0化されて
今ここ脳に勝った、今ここ最高スッキリを
ずっと反復できる状態を今ここ歓喜と
いっています。

そこに人間誰もがいけるように
体系化・言語化したのが認識技術です。
今ここ最高で笑いと遊びが溢れること、
その状態で個性完成・共同体完成です。

日本は個性完成なしで、
決断・覚悟によって
共同体の境地では
アモールファティができてしまいましたが
個性完成した上で共同体を完成したら
パーフェクトなアモールファティ成功モデルの
日本になるでしょう。

世界80億の誰もが
昭和天皇の涙と1つになれれば、私たちは
国家・民族・宗教・イデオロギーを超えて
ワンワールドになれます。
偉大なシン人類になります。
ジーザスも釈迦も成し遂げていないことを
共同体日本文明が成功できる
1000%の確信を私はもっています。

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【20250224】存在の概念を理解するためには 令和哲学カフェNo.964

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェはBEST BEING塾を
今年中に10300校つくるという流れから
月曜日と水曜日開催がスタートしました。
7ラウンドでは
人気ある哲学者1人を取り上げ、
完全学問・完全教育を具現化させていく
BEST BEING塾の
あり方・思い方・やり方・哲学を
深めています。

今回は塩見典子さんから
マルティン・ハイデッガー(1889₋1976年)の
プレゼンテーションがありました。

ハイデッガー哲学は
近代社会は技術的思考によって
存在の真理が隠ぺいされ、
存在の忘却(人間が存在について
考えなくなること)、
存在の立ち去り(存在が開示されない)
があるため、詩的言語の重要性を説き、
言葉は「存在が開示される場」
であると言いました。

本日のディスカッションテーマは
「存在するという概念を理解するためには
何が必要なのか」でした。

5人の哲学者からはそれぞれ、
「エポケー」「体系」「動きの言語化」
「依存体系」「無の概念」
というキーワードが出てきました。

存在の概念を理解するためには
対称性を活用します。
ハイデッガーはA=NotA、
存在Aを否定するNot Aの概念に注目して
存在の出発を追求しました。
フッサールはAの現象はどこから出発したのか、
NotAではなく、有無が無い世界を
どう表現するのかを追求していました。
超越的還元は前進せず、バックして
これ以上バックできない世界を指します。

動きの言語化は存在を否定するのではなく、
存在の概念無しで、
すべてを動きで表現できることです。
nTechでは人間の脳ではイメージ不可能、
認識不可能、感じること不可能、
存在も不可能な世界を1番目のスピードで、
2番目のスピードの動きを
要素命題の最小単位としています。
ハイデッガーは要素命題の最小単位を
存在の立ち去りと表現しながらも、
主語・述語がどこで消えるか、動きを捉えて
言語化することができませんでした。

存在自体が、目の前の現存在に
どの様な影響を与えているのか、
存在の歴史の脈絡との繋がりを
みることも大事です。

nTechで整理する存在の概念は、
源泉動き1が自分を知るため、
この現実も自分を知るためにある
と言っています。
そこから極楽往生し、
本質と現実が不二一元で繋がった時に、
源泉動きに対して、
存在として捉えないことを存在の忘却、
存在の立ち去りとなり、
すなわち気付くことすら出来ない
本当のリアリティーの存在に到達します。

ハイデガーはフッサールが語ろうした
1(イメージ不可能、認識不可能、
感じること不可能な世界)は
学問にならないとしました。
ですが、現実の存在はイメージできるので
その根っこの根っこの根っこ、(現存在を
飛んでいく弓矢に例えてバックして
これ以上バックが出来ない後ろまで
バックしたところ)から、
今現在地はどこにいるのか、
どこにいくのが整理できる
と言ったのがハイデッガーの概念です。

ただ、ハイデッガーとフッサールを
上手く繋ぐことはできても、
1が明確に規定できなければ、
デジタル言語・完全言語は
生まれることはありません。
令和哲学では1の動きの規定に成功し、
デジタル言語・完全言語の誕生に
至ったのです。

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【20250217】令和哲学カフェ特別企画 第53回ブックダービー「知のB1」特別企画 開催報告

おはようございます、ノ・ジェスです。

先日は、令和哲学カフェ特別企画として
好評のブックダービー「知のB1」第53回を
開催しました。

情報・技術・知識・姿勢態度を
「馬」としたときに、
どんな馬に乗るのかによって
人生は大きく変わります。
本当に必要で価値ある情報とは何なのか。
「この時代の人たちに一番読んでほしい本」
ナンバーワン決定戦として
リテラシー力を競う、全く新しい
知的エンターテインメントゲームです。

2025年の「新産業・新職業 開拓戦」では、
AI時代の新しい職業・産業の開拓に繋がる
情報・知識・技術が詰まった本を紹介し、
令和哲学的観点からリテラシーしていきます。

今この時代に必要な本を選び
ゲームにチャレンジする5人の騎手たちの姿も
とても一生懸命で感動するレースが
今回も繰り広げられました。

第1位となったのは
『ストーリーが世界を滅ぼす――
物語があなたの脳を操作する』
ジョナサン・ゴットシャル 著、
月谷 真紀 翻訳
福島 さとみ騎手です。

人類がこれまで使ってきたアナログ言語は、
存在が動く言語です。
人間はそこに意味・価値を
追求してしまうのですが、
本当に重要なことは
知っている世界から自由になることです。
そのことをわかって、「物語」をみれば、
「物語」が強烈な思い込みに
はまるようにさせる道具であることが
みえてきます。
この仕組みを大変シャープに表現しているので、
この本を1位にしました。

2位以下は次のようになりました。

第2位 『自分の運命に楯を突け』
岡本 太郎 著
岩見 由香騎手
第3位 『心。』
稲盛 和夫 著
野田 憲冬騎手
第4位 『AIにはできない
人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性』
栗原 聡 著
大西 雅子騎手
第5位 『エグゼクティブはなぜ稽古をするのか』
梅澤さやか 著
善家 圭騎手

今回も素晴らしい本を紹介いただき
ありがとうございました。
AI時代に人間の最高の機能である
尊厳機能を発揮するために
どうしたらいいのか徹底的に
準備していきたいと思います。
AI時代に必要なAI活用・開発技術と、
人間の意識開発技術nTechの
2つの技術を同時に習得できる世界初の塾
「BEST BEING塾」にも
ぜひ関心を持っていただけたら嬉しいです。

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【20250214】言語の限界を突破する完全言語 令和哲学カフェNo.963

毎週金曜日に開催される令和哲学カフェは
『私が1番好きな哲学者シリーズ』 として
ヴィトゲンシュタイン、鈴木大拙、
エーリッヒ・フロム、吉田松陰を取り上げ
令和哲学的整理で楽しく哲学できる
オンラインカフェをコンセプトに
開催しています。

今回は塩田みかりさんより
ヴィトゲンシュタインの
プレゼンテーションがありました。
ヴィトゲンシュタインは
言語哲学者として知られ、
彼の前期哲学『論理哲学論考』では、
言語が世界をどのように映し出すかを
探求しました。

彼の有名な言葉に
「語り得ぬものには沈黙せねばならない」
というものがあります。これは、
言語で表現できるものが世界を構成し、
それ以外は存在しないものとしました。
彼は論理を厳密に追求することで、
言語の持つ限界を示しました。

しかし、ヴィトゲンシュタイン自身も
この立場に葛藤し、後期哲学では
日常言語の使用に注目し、
「言語ゲーム」という概念を提唱しました。
言語の意味は固定されたものではなく、
社会の中でどのように使われるかによって
変化するという考え方です。

今回のディスカッションテーマは
「アナログ言語の限界を突破するために
何が必要なのか?」 でした。
5名の登壇者より、
以下のキーワードが挙げられました。
メタ論理
語りえないものの定義(ディファイン)
概念知識の破壊
存在不可能な一番速いスピード
主語の解体

ヴィトゲンシュタインが指摘した
言語の限界を突破する鍵として、
主語をビール、対象を泡とすると、
泡(対象)は単独で存在することができません。
そのビールと泡の関係を
最小単位とするのがメタ論理です。
この概念を令和哲学(nTech)では
「動き」で表現しています。

これまでの常識では、何かが「有る」
つまり、存在することを前提とし、
その変化・運動・移動を語ることができました。
しかし、最小単位の主語・述語の関係は、
要素命題の最小単位であり、令和哲学では
「2番目のスピード」と呼んでいます。
1番目のスピードとは、主語と述語が
分離も認識もできない状態であり、
そこには主語も述語もない
“動き”だけが存在する概念です。

ですから「語りえないもの」は
脳機能と心機能を同時に使う
「味噌くそ一緒状態」の脳機能を使っていては
ディファイン不可能で、
脳機能の範囲を超えた心機能、
つまり、純度100%心となります。
哲学の第一原因は
主語・述語で語ることができないものですが
その要素命題の外側を取り入れることに
成功したのが「完全言語」です。

「完全言語」は原始人が
7万年前につくった言語では
語ることのできなかった、要素命題、
量子力学、M理論、ヒモ理論、数学、
物理学などこれまでの先人たちの
残したことも動きで語ることができます。

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【20250213】完全学問になるための条件 令和哲学カフェNo.962

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェはBEST BEING塾を
今年中に10300校つくるという流れから
月曜日と水曜日開催がスタートしました。
7ラウンドでは
人気ある哲学者1人を取り上げ、
完全学問・完全教育を具現化させていく
BEST BEING塾の
あり方・やり方・思い方・哲学を
深めています。

今回は冨沢亮太さんから
フッサール哲学の
プレゼンテーションがありました。

フッサールは科学の限界を突破して
主観と客観の分離の問題を解決し、
完全学問をつくろうとしましたが
叶いませんでした。

ディスカッションテーマは
「完全学問になるための条件とは」でした。

フッサールは
科学的探究は対象に対して
数学的な言語や
科学的な言語・記号によって
一部分だけをとっているという
科学の欠陥があると考えました。
そのため
対象に対してはエポケー(判断停止)
せよと言いました。

また、目の前の現実はすべて人間の主観で
客観的存在は不可能だと言っています。
ですから自分と繋がっていない物理学・科学に
人間の主観を取り入れることを
主張しています。

人間の主観を取り入れれば、
目の前の現実は自分しかみることができない
思い込み、夢、錯覚になります。
蛹と繭の中にいることを超えたら、
超越的主観になります。
令和哲学では何かに依存するものは
全部泡なので現実の世界の物質の因果、
生命・物質・エネルギーの因果も全部溶けて
独立している「自分」という概念以外は
ゼロ化されます。
ですから、「私がみているわたしの地球、太陽」
となるのです。

自分しかない、は令和哲学では
動きだけがあるとなり
一番速いスピードの動きは
どこにも依存しない超越的主観です。
超越的主観が
なぜ独立している私を必要とするのか、
を説明する過程の中で、
1番速いスピードの動きでみれば
心でみる世界となり、
2番目のスピードの動きでみるなら
脳でみる世界になります。

科学的な客観世界でみるというのは
脳の世界です。数学は数学の記号、
哲学は哲学の記号・言語で
フィルタリングされた結果・事実を
客観と言うので、フッサールも
客観は真実ではないと言っています。

フッサールの限界は、
相互主観性を通して独断にはまらないように
という割には脳を完全に卒業しておらず、
スクリーンの中から
外の世界を語る感じがします。
それぞれに宇宙があり、
それを認めようという態度です。

フッサールは科学の批判には成功しましたが
「~がある」の最上位概念を完全に突破して
新しい概念を提案できませんでした。
このように「有」の概念を突破するのは
本当に大変で、そのため神・仏・空・
観点的な超越的主観というところに
とどまってしまうのです。

科学・数学の限界を感じて
完全学問をつくろうとしたフッサール哲学を
理解すればnTechもよくみえてきます。
現象学の限界を超えてAI時代に
絶対必要なのが完全学問です。
人間の脳機能の一兆倍のAIが活躍する時代、
人間最高の尊厳機能を発揮して
みんな哲人になるしかありません。

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