おはようございます、ノ・ジェスです。
令和哲学カフェはBEST BEING塾を
今年中に10300校つくるという流れから
「BEST BEING塾を哲学する
― 哲学の限界に挑戦する ―」をテーマに
月曜日開催がスタートしました。
8ラウンドでは完全学問・完全教育を
具現化させていくBEST BEING塾の
あり方・思い方・やり方の哲学を
深めています。
今回のシリーズでは『NEXUS 情報の人類史』と
BEST BEING塾の有り方・思い方・
やり方哲学をメタ4させていきます。
第5回目は、第3章「紙というトラの一嚙み」
について長岡美妃さんから
プレゼンテーションがありました。
人間と人間が繋がる物語を口伝する人たちが
権力を握っていた時代から、
紙・文書を開発し
記憶させていく時代に入りました。
この文書の発明により
脳の記憶容量が無限大になり
秩序化され国民国家がつくられ
官僚制が誕生しました。
文書化や帳簿などのマニュアル化により
「顔のみえない支配」を受け、
支配されていると同時に
人間の脳は生物学的ドラマ脳で、
誰が最上位になるか、
誰が善で悪かなどで一杯です。
これらの脳は敵をつくることに慣れているので、
権力が悪、自分たちが善とすることで
一瞬スッキリ楽になります。
しかし秩序をつくるために
人々を団結させる物語や
官僚制によって形成される
共同主観的情報空間が
真実と乖離していく問題がある
という整理でした。
ポピュリズムとは政治や社会において、
一般の人々(大衆)の支持を基盤に、
既存の権力構造やエリート層を批判し、
変革を目指す政治運動や
イデオロギーのことです。
官僚制の中では抑圧された国民たちの
うっぷんを解消するために
ポピュリズムが誕生しやすいのですが
今回のディスカッションテーマは、
「全世界のポピュリズムの問題の限界を
解決するためには?」でした。
ポピュリズム誕生の根本原因は脳疲労です。
情報データの出発はすべて
体が自分だと思っている
「存在が動く」言語で成り立っています。
自分を不幸にさせるあいつが問題だ、
この政策が問題だと
社会的にもみえないストレスで支配され、
整理整頓も追いつかないくらい
パンパン状態になっています。
現代人は根本的に
存在不安、存在恐怖を抱えながら
無限大我慢して合わせて演技を演じ、
いつ爆発してもおかしくないくらい
パンパン状態です。ですから、
今ここ目でみるのではなく
バックしてアンフォメーションさせることで
脳を休める必要があります。
それは脳機能を心機能に変えることで
可能になります。
変化を測ることができる
「変化の物差し」を持った時に、
部分をみても全体がみえるようになります。
それは人間の記憶に頼らず
理解ができるようになることであり、
目の前の現実を100%
理解・説明・統制できることとも繋がってきます。