おはようございます、ノ・ジェスです。
毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第6ラウンドとなり
マルティン・ハイデッガー、
ウィリアム・ジェームズ、
ジャン=ポール・サルトル、
フリードリヒ・ニーチェ、
令和哲学nTechからみたメタ4の観点から
「興味、関心、没入」を哲学していきます。
第3回目は成田洋司さんより
ジャン=ポール・サルトルについて
プレゼンテーションがありました。
ジャン=ポール・サルトルは
フランスの哲学者・小説家・劇作家で
無神論的実存主義の代表的な人物です。
「実存が本質に先立つ」人間は生まれながらに
本質を持つのではなく、
本質(目的)は自分でつくる、
自由に選ぶことができると主張しました。
またアンガージュマン
(社会への主体的な参加)も
大事なキーワードとして、
全人類に対して責任を負うことを述べました。
今回のディスカッションテーマは、
「現代日本人が自分の魅力を
最大限発揮しながら共同体をつくるのに
何が必要なのか?」でした。
5人の参加者から出たキーワードからは
1階 観点の問題・違いを理解する
2階 有の大逆転・真逆の変化をおこす
3階 今ここ一所懸命に生きる
4階 個性完成
5階 共同体をつくる自らの意思を立てる
このようにビルディングされました。
サルトルは「自由と責任」を重視し、
神や決定論は否定していますが、
エネルギーの法則や物質の因果は
否定できるものなのでしょうか。
クローズ界の中のエネルギー保存法則の中に
人間の意思を立てることで
個人の変化はあり得ますが
歴史文明の変化はあり得るのでしょうか。
また、全人類を代表するアンガージュマンは
どのようにできるのでしょうか。
それを可能にする
意識の拡張が起きるためには
知ることが不可能な世界、
存在不可能な世界を
取り入れる必要があります。
クローズ界の中のエネルギーを
手術するレベルではなく、
全く新しいエネルギーをもってくることです。
それがない状態では、気持ちは
アンガージュマンにいこうとしても、
全人類を代表することができる知恵と勇気と
方向性を知らせることができないところが
限界なのです。
nTechで案内するのは、自由意思と決定論の
両方を満足させる世界です。
何にもなれない自由から
何にでもなれる自由を楽しむこと、
それが重要だと思います。