【20231104】日本がずっと持っていた未来確信とは? 令和哲学カフェNo.810

おはようございます、ノ・ジェスです。

令和哲学カフェ7期は9月11日より
新しいテーマが始まり
SAMURAI 5人と共に
「人間とは」を深めてきましたが
先週は総まとめをしました。

金曜日は長岡美妃さんが担当で、
鈴木大拙が提唱した日本的霊性についての
プレゼンテーションが行われました。
ディスカッションでは、
「日本がずっと持っていた未来確信とは?」
をテーマに深めました。

サムライの恥とは、
負けた原因を知らないことですが、
日本が戦争で負けた理由は
科学技術が足りなかったのではなく、
日本的霊性的自覚が
足りなかったことがすべてです。
鈴木さんはそれを
「根源との直接的な結合」と表現しました。
すなわち、人間の中にある純度100%の心と
一つになって生きる決断が
できているということです。

木には「何かによって切られる」
という事件は起きません。なぜなら、
木には自分という概念がないからです。
自分があれば
始まりがあって終わりがあります。ですから、
根源と直接経験する純度100%の心は、
始まりと終わりがないのです。
観点から自由になるからこそ可能なのです。
日本文明における「殉死」は、
それを実践していました。

徳川家康の家臣に
本多忠勝という戦国武将がいましたが、
忠勝が亡くなった時に
家臣が殉死したと言います。
自分の大名と共に死んでしまうほど、
武士はエゴがない純度100%の状態で
戦っていました。
そのぐらい日本文明では、
共同体に対する愛が大きいのです。

今回は、心時代の人間とは、
生きるとはを語るうえで、
最後にふさわしい見事なまとめでした。
次の週からは「精神とは」がテーマになります。
時間の中、空間の中、事物の中は、
根本的などんな意志、
どんなベクトルを持っているのか。
その能力、精神をどう極めるのか、
というジャンルにチャレンジしていきます。
どうぞお楽しみに。

現在、令和哲学カフェは
令和哲学チャンネルにて
アーカイブが1週間視聴可能になります。
ぜひお友達にもご紹介ください。

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