【20241230】真の共同体創建と没入集中 令和哲学カフェNo.958

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第6ラウンドとなり
マルティン・ハイデッガー、
ウィリアム・ジェームズ、
ジャン=ポール・サルトル、
フリードリヒ・ニーチェ、
令和哲学nTechからみたメタ4の観点から
興味、関心、没入を深めていきます。

第2回目は岩本麻衣子さんより
ウィリアム・ジェームズについて
プレゼンテーションがありました。

ウィリアム・ジェームズは
アメリカの心理学者、哲学者であり
アメリカ心理学の父とも言われています。
彼のプラグマティズム(哲学)という思想では
真理とは固定的なものではなく、
実生活で役立つ道具であるという
基本的な考えがありました。

また、人間は環境や条件に完全に支配されず
自分自身で道を選ぶ力(自由意志)があり、
自由意志を信じること自体が
人間の幸福や生きる意味に貢献するなら
真理とみなせると考えました。
彼にとって興味・関心・没入とは
自分が興味を持つ対象だけが注意を引き、
現実の結果をつくるので
実用性をつくる重要な道具と考えていました。

プラグマティズムは
近代社会の急速な変化を背景に
実生活に即した価値観を提供し、
現代の合理的な社会の基盤の形成に
影響を与えました。

今回のディスカッションテーマは、
「真の共同体を創建するために
どんなポイントに一番興味・関心を持って
没入・集中するべきか」でした。

5人の参加者からは
真逆の変化、個人の完成、言語の統一、
共通土台、自分のポジション(現在地)の明確化、
がキーワードにあげられました。

真の共同体をつくるためには、
なぜ今までつくれなかったのかを
考える必要があります。
観点の問題、言語・感覚の問題、
共通土台ゼロの問題、
IDの問題(個人の完成不可能)、
物語の問題などが考えられます。

プラグマティズムは
現実で良い結果をつくるのが
真理といいますが、
結果が出る前の時間がかかるものは
真理ではなくなってしまいます。

また、人間の決断・覚悟によって
自分の人生を変えることができ、
自由意志を信じることで
必ず結果をつくることに繋がる
ということですが、
現実の結果をつくるものが
本物であるというなら
とにかくはじめることを尊ぶ
「はじめ主義万歳」や
結果を気にせず挑戦する
「結果主義バカヤロー」
はどう考えたらよいでしょうか。

結果をつくらないことが
時代によっては真理である場合もあります。
nTechでは人間活動の始まりであり、
終わりであり、プロセスである
「今ここ」を大事にし、
今ここ脳に勝っているのか、
今ここへの集中を重要視しています。

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