【20200413】ホモ・サピエンスから尊厳知能、精神cell(細胞)が誕生するまで

おはようございます。ノ・ジェスです。

本日も、心が痛まない社会を創る
リーダーを応援するメッセージを発信しています。

■■コラム ホモ・サピエンスから尊厳知能、精神cell(細胞)が誕生するまで

人類がこの世に誕生し、
はじめに訪れた課題は「結集」であり、
それは人間にとって生存するための絶対条件でもありました。

数万年前、ホモ・サピエンスは、
「言語」と「虚構」を開発することで、
大勢の人を結集させ、秩序をつくることに成功しました。

言語を使い、思考・感情を生成、蓄積、
表現することで、この世の中における
あらゆる意味と価値を追求し、
それらを主語と述語という理解体系に沿って
そのイメージの範囲内にて整理整頓をし、
模様・形がない世界から
模様・形がある世界が誕生したことについて
「神が宇宙を創造した」という結論を出したのです。

古代の人類は、このような
虚構が生まれるプロセスなど知る由もなく、
盲目的に神が宇宙を創造したことを信仰しました。

神を崇拝することで、
多くの群衆たちの結集が起き、
信仰がひろがり、やがて農業革命が起きたのです。

そして人類は、神と王様が絶対権力である
全体主義の時代から、個人主義、民主主義、
自由主義、社会主義、資本主義を誕生させました。

しかし「神の見えざる手」を生み出した
資本主義はマーケットによる
激しい富の格差や複雑な格差により統合不可能になっています。

西洋哲学が生んだポストモダニズムは、
人間ひとり一人の特別性を大事にし、
多様性、多元性を尊重することで、
その結果、複雑性と格差が増大、
統制不可能、未来予想が不可能となり、
さらにはAIの登場、科学技術万能主義、
人間の尊厳性の破壊、少子高齢化など、さまざまな問題を量産しています。

そして、近年は5G時代の到来とともに
IoT(事物インターネット)の時代に突入しています。

機械と機械、アルゴリズムとアルゴリズムが
相互交流するポスト身体社会の到来です。

このようなデータ至上主義を土台にする
人間の身体は、宇宙全体の
データ循環を活発化させる一つの部品に過ぎません。

ホモ・サピエンスとしての「個人」という概念の消滅です。

今までの生命知能は、
因果の論理、主語と述語の論理、
虚構の論理を中心とする時代をつくりました。

それに続くこれからの精神知能は、
物質の因果論理やエネルギーの
重畳論理を生み出す仕組み、すなわち、
模様・形がない世界から
模様・形がある世界(虚構の世界)を
生み出す仕組みを観察できる時代を拓きます。

IoE(万物インターネット)の時代がやってくるのです。

精神知能が進化し続ければ、人類は、
尊厳知能、精神cell(細胞)を誕生させ、
未来にはテレパシーコミュニケーションも
可能な新人類へと進化していくことが予測できます。

これ以降の時代を開発開拓していくには、
科学技術(sTech)の限界を補う、
認識技術(nTech)を必要としています。

機械的条件反射、因果論から自由になれない
人間の5感覚と脳の限界を補うためには、
人間のディープラーニング、すなわち、
一番深い心から物事をみる「神の見えざる目」が必要なのです。

本日も読んでくださり
ありがとうございました。

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