【20201013】フロイト精神分析と令和哲学 令和哲学カフェNo.97

おはようございます。ノ・ジェスです。

昨日は第97回
令和哲学カフェが開催されました。
毎回多くの方にご参加いただき
ありがとうございます。

今回からフロイトの解析が始まりました。
1日目は自然哲学から始まる
西洋哲学の歴史の流れの全体像の講義と
質問道場を行いました。
フロイトは無意識の発見と体系化に成功し、
哲学を近代哲学から現代哲学に
発展させることに貢献しました。

産業革命以降、
科学万能主義が主流になった時代に、
人間も自然の一部だから
精神も明確にわかるはずだという
自信感がありつつも、
その道具や方法が見つからない中、
フロイトが登場して心の構造を体系化しました。
彼は、自然的人間は無意識にある
性衝動「欲望+衝動=欲動」
の塊であるとしました。

哲学は真理の探究ですが、
その基本となる「思惟」は、
疑っても疑うことができない絶対肯定から
出発する必要があります。
「すべての存在を存在させ進化発展させる
原動力とは何なのか」
「すべての意味・価値を誕生させる源とは何か」
それが哲学の第一命題になります。

近代哲学の祖デカルトは
その絶対疑うことができないものは
「我思う、ゆえに我あり」と語り、
考えている自分がいることは否定できないが、
我とは何か、その主体は何なのか、
第一原因を説明することができませんでした。

デカルトの意識を無意識に変えると、
「私が考えない場所に私は存在している」となり、
令和哲学では、その場所はつまり
ビン鳥の外の世界だということがわかります。
人間は自分自身が一番
自分自身をわかっていません。
令和哲学では、すべての源、
第一原因である源泉的動き「1」を
明確に規定してすべての意味価値から
自由になり、1・間・点の構造で整理をします。

フロイトの言う、性の衝動と死の衝動も、
そこから解析をすることができます。
また次回以降、整理していきたいと思います。

次回の令和哲学カフェは
10/13(火)21時からです。お楽しみに。

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