【20110414】世界に対する危機

 

おはようございます。
Noh Jesuです。

このメールマガジンでは、「和の産業」「悟りの産業」を実現するためのキーワードを、毎日発信しています。

この度の大震災、一日も早い日本の復興をお祈り申し上げます。

今は日本全体が危機であり、政府も明確な復興案を出すことができないカオス状態です。

今の日本は、太平洋戦争に負けた時以上の危機を迎えていると感じます。

太平洋戦争では、天皇を中心に団結し、生死を超えた勝負をしたため、国民に負けた悔しさがあり、しかも、誰に負けたのかも明確でした。

そして、戦後の物づくり産業では「アメリカ、ヨーロッパに負けない!」という精神で、復興を成し遂げ、戦後わずか40年程で、経済大国となり、世界を驚愕させたのです。

そこには「侍の魂」「日本の底力」がありました。

しかし今は、悔しさもなく、誰にやられたのか、恨む相手も見つかりません。

大地震・大津波の直接の被害だけでなく、放射能による被害は更に深刻です。

当然、自然環境や世界経済にも、時の経過と共に、影響は拡大していきます。

実は、3.11が世界に与える影響は、全世界を揺るがした9.11以上の強烈なショックなのです。

太平洋戦争や9.11では、一見わかり易い表面の敵を規定することで、そこに対する団結によって復興することができました。

しかし、今回の大災害の特徴は、

(1)敵がみえない
(2)悔しさがない
(3)人の心がパニックになりやすい
(4)明確な復興案がない
(5)それらに対する危機感がない

という点です。

このままでは心が疲れてしまい、本当の危機に気づかずに死んで行く『ゆでガエル』のように、世界から日本の存在感が消えて行く恐れもあります。

ですから、「戦後最大の危機」でなく「日本歴史最大の危機」という姿勢で復興に臨むべきではないでしょうか?

明日は、日本の危機に対する姿勢についてお伝えしたいと思います。

 

 

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