【20240916】ライプニッツからみる生き方 決定されているモナドの初期設定を人間は超えられるのか 令和哲学カフェNo.943

おはようございます、ノ・ジェスです。

毎週金曜日に開催される
令和哲学カフェは、第3ラウンドとなり
本質主義哲学(プラトン・ライプニッツ)と
実存主義哲学(サルトル・ヤスパース)の観点から
「生きるとは」を深め、両方を凌駕する
令和哲学nTechからみたメタ4の観点から
「生きるとは」を深めていきます。

生きるとはシリーズ第2回目は
ライプニッツについて整理しました。
ドイツの哲学者であり数学者である彼は
二進法・機械的計算機、形式言語・微分積分
法典改革・モナド論の考案や
ベルリン科学アカデミー創設など
人類の知識の統合、
普遍的文法の確立に向けて
大きく貢献した人物です。
ライプニッツはモナド論で
「現実のすべてはモナドでできており、
モナドを産出する究極のモナドが
神だ」と言いました。

私たちの今の生き方自体が
モナドの決定論・初期設定に
支配されているのだとしたら
それらを越えて人間が自由意志で生きるには
何が必要なのでしょうか。
5人のSAMURAIからは
言語の変化、リベンジの涙、神との一体化、
不二を知る、モナドをつくる側になる
などの要素がでました。

人間は「知る」ために生まれます。
今度こそすべてを知りたいという
リベンジの涙を持って生まれています。
しかし、人間はどこから来てどこへ行くのか、
自分とは何者なのか、すべてを知るためには
言語が不完全であったので、
人間が本当に知りたいことを
知ることができなかったのです。
7万年前に原始人が発明した、
存在当たり前感覚のSV言語では
第一原因と出会うことができないのです。

存在不可能感覚から出発する
言語の発明により
神との一体、第一原因そのものとなります。
第一原因とこの現実を繋ぐには
時間・空間・エネルギー・ポジション・力・
光・観点・判断・すべての存在不可能、
局所実在が実在しない世界、イメージ不可能、
認識不可能、感じることも不可能な状態から、
「思い込めばいいんだ」と
モナドによる思い込み、一部分の有限、
基本ユニットを生み出します。

知りたいから、知らない世界(点だらけ)を
無限大蓄積していくことで、
青の点の蓄積が赤の点になり、
赤の点の蓄積が黒の点になります。
相対世界が無限大集まったら
永遠の相対世界になるのではなく
必ず有限を超えることができる。
それがモナドをつくるということです。

それがライプニッツの言っている
神の究極から目覚めている人間のモナドです。
体の人間は物質で眠っているモナドです。
モナドたちが集まれば
いつかわかる時がきます。
神と一体化になることで完全言語を生み出し、
不二一元論になった時に
言語のモナドが完成できます。
完全知に到達したら、自由意思で
神を道具に使うことができるのです。

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