【20200924】令和哲学カフェ~連日開催中!1期テーマ「美学」No.84

おはようございます。ノ・ジェスです。

一昨日は、第84回令和哲学カフェが開催されました。

毎回たくさんの方にご参加いただき、
本当にありがとうございます。

「ヘーゲルと令和哲学」の3回目になりました。
今回は、カント哲学とヘーゲル哲学を比較して
理解するために、
このような質問でWHT※を行いました。
「人間全員が200兆のお金を持ち、200才まで生き、
100mを10秒で走れるくらい健康で、
いつでも語りあえる200人の友がいる状態ならば、
人間は、次に何を追求し、
どんな目的を持って生きるでしょうか。」

カントはこの世界の存在は
すべてが目的的存在だと規定し、
個人それぞれが自らの行動準則を持って
生きることを人間の目的として定義しました。

ヘーゲルも、究極の目的は何なのかを言わないと
哲学ではないとまで言い切り、
人間の究極の目的を
「絶対精神の完全な復帰(顕現)」としました。
カントは定言命法で、宗教や規律の束縛から
自由になることを目的として、
個人が倫理道徳を持って行動せよ
と伝えましたが、
ヘーゲルは、人間が持っている
絶対精神の復帰を目的としたのです。
ヘーゲルのいう絶対精神とは、
意識から理性、理性から
精神、主観精神から客観精神、
個人と個人の関係性の進化、
共同体の過程を通して、存在を卒業し、
自分自身の完全性、絶対性に到達する境地です。

令和哲学からみると、人間は必ず
「絶対精神の完全な復帰」の境地になります。
そのカギになるのが
「今ここの完全観察システム」です。
今ここに完全な幸せ、完全な精神があるのです。
源泉的動き「1」から観察する
すべての自然法則、社会法則をマスターし、
理性の究極である、絶対知に到達することです。
絶対精神と自分がひとつになる世界です。
今ここ最高の境地、完全認識に至っている人が
量産されることで、
新しい社会ルールが生み出され、
尊厳社会に到達します。

お金、健康、生老病死、名誉、人間関係の
束縛から解放された時に人間が何を願うのか。
今ここ最高の「観察」ができることを願うのです。
観察革命を通して、人類77億
最高最大の幸福と成功にいく道がみえた時に、
Group Intelligence、尊厳文明創建の
実践行動に自然と向かうのです。

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